旦那に浮気をされたあなたの心中は計り知れません。
旦那や浮気相手に慰謝料請求をするにせよ、離婚するにせよ、旦那の浮気を証明する法的に有効な証拠が必要です。
また、やり直す場合も話し合いをスムーズに進めるためには浮気の証拠があればお互いに浮気の事実を受け入れやすくなるんです。
それでは一体どのような証拠が必要なのか、どう集めてどのように活用すればいいのか、わかりやすくお教えします。
旦那の不貞行為を証明する証拠が必要
旦那の浮気を法的に証明するには、不貞行為の有無を証明する決定的な証拠が必要です。
不貞行為って何？
不貞行為とは、性行為や性交類似行為を指します。
性行為とはセックスのことを指しますが、性交類似行為とはオーラルセックスや射精を伴う行為、また同性愛行為のことを指します。
つまり、下半身が関係してくる行為が不貞行為としてみなされるので、キスや胸を触る行為などは性交類似行為には入らないのです。
どんな証拠が有効なの？
したがって、不貞行為があったことを証明するような証拠が必要となります。
通常、裁判などで有効な証拠としてはどのようなものが認められるのでしょうか。
ラブホテルに2人で出入りする写真や動画
ラブホテルに旦那と浮気相手が2人で出入りする写真は一番有力です。
2人の顔が鮮明に写っており、ホテルに2人で入る瞬間と出る瞬間が映されている必要があります。
また、40分以上の滞在時間があったことを証明することが必要です。
ただし、1回程度の浮気の証拠だけでは、慰謝料請求や離婚が法的には認められないケースがあります。
なぜかというと、一度だけホテルに行ったことで、本当に不貞行為があったとは言い切れない部分があるからです。
相手の自宅に出入りする写真
不倫関係の場合は、相手の自宅に出入りする写真もあると良いでしょう。
ただ、ラブホテルとは違い性行為を目的として行くとは限らないので、複数回の写真が必要になります。
浮気相手からの手紙や浮気相手との会話を録音したテープ
旦那や浮気相手が浮気や不倫の事実を認めた内容の手紙や録音であれば、証拠として有効です。
写真・動画
性行為の写真やそれに近い写真や動画は浮気の証拠として特に有効です。
他にもいろいろ
第三者による証言、浮気当事者が書いた陳述書も裁判では効力をもちます。
それに加えて、浮気相手と宿泊したことがわかるホテルの領収書や、浮気を裏付けるクレジットカードの明細など、客観的に見て浮気の事実を証明できそうなものも証拠として採用されることもあります。
メールや着信履歴は浮気の証拠としては実は不十分
つまり、浮気相手とのメールのやりとりや浮気の証拠として、浮気相手との電話の着信履歴は浮気の証拠としては不十分です。
その中で、肉体関係があったと推測できる内容が推測できるのであれば、不貞行為があったことの証明になるでしょう。
どんなメール・SNSが法的に有効な証拠になる？
肉体関係があったと推測できる内容の場合は特に証拠として有利になりやすいです。
したがって、「愛してるよ」「また〇〇に会いたい」などの文面は不貞行為を証明するものとして法的にはあまり有効ではありませんが、「歯ブラシ置いていったでしょ！またいつでも会いに来てね」といった文章や、ベッドで2人で裸で写っているような写真を送っている場合、法的に有効な証拠になります。
ホテルのダブルルームの領収書
ビジネスホテルやシティホテルのダブルルームの領収書は、不貞行為があったことを証明するには不十分です。
ラブホテルとは違って肉体関係を持つことを目的に行く場所ではありませんし、ダブルルームだからといって浮気相手と2人で宿泊したとは限らないからです。
でも弁護士に頼めば不貞行為を立証できる可能性もある
ただ、上記の証拠単体では効力がない証拠でも、様々な証拠を組み合わせて浮気の証拠とすることができることもあります。
無料相談を行なっている法律相談所や探偵事務所もありますので、あなたの持っている証拠が有効かどうか、聞いてみましょう。
旦那の浮気の証拠を集める方法とは？
それでは、これらの浮気の証拠をどのように集めればよいのでしょうか。
大切なのは、中途半端に自分で調査をしないことです。
そして。絶対に浮気を疑っていることがバレないようにしなければなりません。
また、覚悟を決めて少しでも早く浮気の真実を突き止めることも重要です。
早く証拠を集めなければ、もしも今日や明日旦那が「離婚したい」「別れよう」などといって離婚届を突きつけてきた場合、あなたは慰謝料ももらえずに納得の行かない離婚をしてしまう可能性が高くなってしまいます。
旦那の浮気の物的な証拠を集める
浮気相手と一緒に撮ったプリクラや写真を集めたり、財布、カバンの奥、引き出しの中や本の間、ゴミ箱の中までを日常的に探しておくことが必要です。
他の証拠よりも比較的見つけやすいことから、旦那の入浴中や外出中などにチェックしてみましょう。
旦那の浮気の情報を集める
メールやSNSでのやりとりを見ると、相手が誰なのかがわかりますし、旦那が浮気相手と会うと推測される日時を把握できます。
また、決まった曜日に残業や飲み会が入ったり、急な出張が入った日など、パートナーが浮気相手と合いそうな予定を把握することが大切です。
ただ、パソコンやスマホはパスワードが必要になると、ロック解除の難易度が上がりますし、内容を紙に印刷することが必要になります。
旦那の浮気の現場を記録する
事前に浮気相手の素性や旦那の予定を把握しておく必要がありますが、かなり有力な証拠を手に入れることができます。
自宅に浮気相手が来ることが分かっていれば、ビデオだけセットして撮影するという選択肢もあります。
旦那や浮気相手は、裁判の時にこの証拠を出されれば言い逃れはできませんよね。
自分で証拠を集めるのには限界がある
自分で証拠を集めることも可能ですが、素人が法的に有効な証拠を集めるのには限界があります。
自分で証拠を集める時のリスクを理解しておきましょう。
浮気を疑っていることがバレてしまう
自分で浮気の証拠を集めようとすると、最悪の場合、浮気を疑っていることがバレてしまいます。
そうすると、旦那や浮気相手がもっと浮気に慎重になり、その後プロに頼んだとしても証拠の押収が困難になってしまいます。
旦那の浮気に感情的になってしまう
ラブホテルの前で待機している時や尾行をしている時、あなたは旦那と浮気相手を前にして平静を保っていられるでしょうか。
うまくタイミングを捕らえられたとしても、「うまくシャッターが切れない」「写真を撮る前に思わず飛び出して引き止めてしまった」などというケースもあります。
また、あなたが働いていたり子どもがいる場合は旦那の予定に合わせる必要があり、尾行は厳しいでしょう。時間や労力もかかりますし、最悪の場合、手に入れた証拠が法的には使えないという場合もあります。
旦那の浮気の証拠集めは探偵事務所に依頼しよう
それでは、どうすれば旦那の浮気の証拠をうまく集められるのでしょうか。
一番の方法は、探偵事務所に調査の依頼をすることです。
ここで、調査のプロに依頼するメリットをまとめて見ました。
旦那にバレずに浮気の証拠が集められる
探偵事務所に依頼をすることで、プロが証拠を集めることができます。
探偵に依頼する時さえ気をつけていれば、旦那や浮気相手にバレるリスクが限りなく低いです。
より早く確実に証拠が集められる
プロのノウハウを駆使することで、旦那の浮気の証拠を確実に抑えることができます。
また、経験や知識も豊富なので、法的に有効な浮気の証拠を集められるのです。
実際に探偵に依頼をすると、以下のように浮気の証拠写真を撮影してくれます。
浮気の証拠があるとできること
そもそも、なぜ旦那の浮気の証拠が必要なのでしょうか。
実際に集めた証拠はどのように使えばよいのか、お教えします。
旦那と浮気相手に慰謝料請求ができる
旦那の浮気が発覚した場合、不貞行為の証拠があると、旦那と浮気相手に慰謝料を請求することができます。
慰謝料請求は、不倫などの有責行為を行って離婚の原因を作った側が、精神的苦痛を受けた配偶者に損害賠償の請求をすることで、平均的な額で言えば200万を請求することができます。
離婚をするせよしないにせよ、浮気をされた側は旦那とその浮気相手に慰謝料を請求することができ、これは民法で規定されている請求権に当たります。
離婚の手続きや話し合いをスムーズに進められる
不貞行為があった場合は、「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)に該当する可能性があります。したがって、不貞行為の証拠があるということは、浮気をされた側から離婚を申し出ることができるのです。
また、離婚をしないでやり直す場合でも、証拠は話し合いをスムーズに進めることに役立ちます。
もしも浮気の証拠もなしに旦那に話し合いを仕掛けた場合、逆ギレされたり、シラを切られたまま浮気がなかったことにされ、夫婦関係が悪化してしまうということもあります。
もしも証拠がない場合、浮気をした旦那側から離婚届を出されて慰謝料がもらえないという最悪のケースもあります。
離婚をするにしろやり直すにせよ、旦那の浮気を疑った際はなるべく早く証拠を回収するようにしましょう。
まとめ
旦那に浮気をされた時に必要な証拠、参考になりましたか？
離婚するにせよしないにせよ、あなたの人生を次のステップに進めるためには不貞行為があったことを示す決定的な証拠が必要なのです。
どんな証拠が有効なのかを今一度確認し、証拠を自分で集める時には絶対に旦那にバレないように注意しましょう。
旦那の浮気が発覚した場合は、探偵事務所に無料相談をしてみることをオススメします。
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