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違いって何?不倫・浮気・不貞行為の意味や定義の違いについて解説!

違いって何?不倫・浮気・不貞行為の意味や定義の違いについて解説!

パートナーが他の異性と恋愛関係のようになっている時に使われる言葉として、不倫・浮気・不貞行為があります。
しかし、どれも同じ意味ではなく、似ているけど違う定義が存在しています。
状況に応じて言葉を使い分ける必要があるので、それぞれの言葉はどのような時に適した言葉なのかを知っておくことでもしも時に役立つ時がくるかもしれません。
では、不倫や浮気などの言葉にある定義の違いと法的な面も加えて説明していきます。

目次

不貞行為って何?

不貞行為って何?

不貞行為という言葉は一般的に用いられる言葉ではなく、法律上で用いられる法律用語の一つです。
定義では、配偶者による自由意思で配偶者以外と性的関係を持つことが不貞行為であるとされています。
不貞行為があると法的には慰謝料を請求することが可能になりますが、法律的に不貞行為と認められるのは性交渉がある場合です。
そのため、配偶者が異性と親しくしていても性交渉の関係がない限り不貞行為と認めることができないので、慰謝料請求をすることは難しくなります。
性交渉といっても、正当な理由であるかも重要な内容です。
性交渉の有無や性交渉に至った理由、配偶者同士の関係性など全面的に見た結果で判断されます。

不倫も浮気も法律用語ではない!

不倫も浮気も法律用語ではない!

法律用語ではなく俗語とされる不倫と浮気の言葉にある、それぞれの定義及び違いについて説明します。

不倫とは?

不倫の定義

結婚しているのに他の異性を好きなる、又は配偶者以外と肉体関係を持つことです。
片方が既婚者、双方が既婚者である場合があります。

不倫の言葉の由来

不倫には仲間や類の意味があり、人間同士の整った関係という解釈から道徳や秩序の意味を持つようになります。
そこに否定の意味を持つ不を合わせることで、正しい人間関係に背くの意味となります。
戦前から道徳に反する恋愛の意味で使われるようになったといわれています。

浮気とは?

浮気の定義

結婚をしているかどうかに関わらずパートナーがいる場合に、他の異性を好きになる又は肉体関係をもつことです。

浮気と不倫の違い

不倫は当事者の片方又は双方が既婚者、浮気は結婚してないが付き合っている人がいる場合に他の異性を好きになる或いは肉体関係をもつことです。

不倫、浮気、不貞行為をまとめると。。。

不倫、浮気、不貞行為をまとめると。。。

結婚している状態でありながら、結婚相手以外の異性と性交渉がある場合を『不貞行為』
結婚相手以外の異性を好きになってしまっている状態を『不倫』
結婚しているしていないに関わらず、自分のパートナー以外の異性を好きになってしまった場合を『浮気』というように現代では定義されています。

さらに『不貞行為』は法律上で使われる用語で、離婚や慰謝料請求の妥当性を判断する上でも『不貞行為の有無』が裁判でも論点になります。

不貞行為の線引き

不貞行為の線引き

既婚者でありながらも配偶者以外を好きになる、配偶者以外の異性と恋愛又は肉体的関係をもつことを法的には不貞行為といいますが、裁判で不貞行為と認められる行為は定められています。
そのため、個人的なボーダーラインだけでは判断することができません。
どのような行為から不貞行為となり、どのような行為だと不貞行為とみなされないのかを頭に入れておきましょう。

レベル① キス

そもそも不貞行為の定義が性交渉があるか無いかなので、キスだけでは不貞行為として認められません。
どのようなキスの仕方であっても、性交渉が無い限りはキスで不貞行為と決めるのは難しい話になります。

レベル② 体を触る

性交渉と断定できる行為が無くても、性交渉と類似した行為を行った場合も不貞行為となります。
しかし、どこからが類似した行為になるのかは人それぞれの解釈があるため、どのように体を触ったのかで不貞行為となる場合とならない場合があります。
例えば、胸やお尻を触っただけで不貞行為と言う人もいれば、それだけでは不貞行為ではないと言う人もいます。
逆に、手を握ったり腕や股に触れた場合は不貞行為として認めるのは難しくなるでしょう。
性的か否かが、判断ポイントとなります。

レベル③ オーラルセックス

口を使った性交渉であるオーラルセックス(口淫)は、性交渉に類似した行為として認められるので不貞行為になります。
射精の有無や快楽の程度は問いません。性的な行為や性的行為に類似した行為をした時点で、裁判では不貞行為の見解となります。

レベル④ セックス

確実的な性交渉であるため、不貞行為として認められます。
風俗店ではサービス内容によって不貞行為とされることもありますが、風俗店の中で性交渉が黙認されているソープランドでの行為は不貞行為の扱いになります。
基本的に風俗店では性交渉か性交渉に類似した行為が行われるので、不貞行為になる可能性が高いです。

裁判で不貞行為とみなされない事例

裁判で不貞行為とみなされない事例

性交渉があったとしても、不貞行為として認められない場合があります。
また、性交渉の疑いだけ又は証拠がない場合も認められることが難しくなるので、どのような状況にあると不貞行為として法的に認めることができないのかを知っておきましょう。

不貞行為の疑いだけで証拠がない場合

配偶者以外と性交渉が行われた或いは性交渉と類似した行為を行ったという証拠が無ければ、不貞行為をしたという判断を下すことはできません。
疑いがある場合は、その疑いを立証する証拠を用意する必要があります。

性交渉がない異性間の関係

性交渉も無ければ性交渉に類似した行為も無い場合は、不貞行為にはなりません。
キスや手をつなぐ又は腕を組んで歩く、性的なことのないただのデートや食事を一緒にするだけなどでは不貞行為ではなく不倫や浮気の扱いなので、法的に慰謝料請求したり離婚することは難しいです。

性交渉が実際に合ったとしてもそれが少数回の場合

ラブホテルへの出入りなど性交渉が行われる可能性を立証できる証拠を押さえたとしても、出入りの写真や動画の数が少ない場合は不貞行為として認められない場合があります。
法的には1回の証拠では確実に認められないといっても過言ではないため、ラブホテルなどで最低でも40分以上滞在していること・期間が継続的であることを証明できるようにすると良いです。
どちらかの家に行っている場合は性交渉が絶対に行われるであろうとは言えないため、ラブホテルなどよりも多くの回数分の証拠が必要です。

別居中の上での不貞行為

法的にですが、慰謝料や離婚の理由となる事柄は夫婦関係の継続を難しくさせることであることが前提としてあります。
そのため、不貞行為とみなされる行為が行われた時にすでに夫婦生活が成立していない場合は不貞行為となりません。
夫婦は共に協力して生活していくものと民法で定義されているので、民法による夫婦の定義が成立していない場合は、たとえ籍が入っている中で他の異性と性的関係があったとしても不貞関係ではないという判断が下されます。

同性同士の不貞行為

日本の一夫一妻制及び夫婦関係の定めでは、男性と女性という性別的人格の共同生活の中で互いが貞操を守ることが義務とされています。
要は、不貞行為は男女で起きることという想定がされているため、同性同士の不貞行為は法的な不貞行為としては扱われません。
慰謝料請求に関しては難しいこともありますが、同性同士の不貞行為を理由に離婚することは可能です。
法的に離婚できる内容は大まかに5つあり、その一つとして婚姻を継続しがたい重大なことがあります。
パートナーが同性と恋愛や肉体的関係をもっていることに耐えられない場合は、重大なことに値するため離婚できます。

強姦された場合

強姦された側は不貞行為にはなりませんが、不貞行為は自分の意思に基づく行為なので、強姦した側である場合は不貞行為になります。

不貞行為の証拠になるもの

不貞行為の証拠になるもの

それでは実際の裁判の際に不貞行為として証明できる証拠となるものをご紹介していきます。

性交渉が予想される場所へ出入り写真

ラブホテル・自宅など、性交渉することが予測されるような場所への出入り写真や動画は慰謝料請求をする上で有益な情報になります。
ただ、出入りした回数や滞在時間によって有益具合が変わってきます。
証拠としては、出入りしたことが証明できる写真や動画の数が多ければ多いほど有益です。
また、出入りした年月日と時間が分かる証拠であることも大事です。
時間では40分以上滞在していることが証明できることが望ましいので、入ったところだけでなく出てきた瞬間もとらえます。
その上では、写真より動画が良いかもしれません。充電器も忘れずに用意しましょう。
継続的に続いていることを証明するためには、撮った年月日が出る写真や動画が向きます。

不貞行為の事実を認める自白録音

性交渉や不貞行為を自白する声を録音することは、慰謝料請求に於いて何より有益な証拠となるでしょう。
本人の声である上に、不貞行為が無いのにあったと言う人は、まずいないからです。
ラブホテルへ行ったGPS記録やカーナビの記録、コンドームなどの購入レシートなどで疑わしいことがあったら録音できるレコーダーを潜ませながら真実を問い詰めてみましょう。
問い詰めたところで自白する人としない人がいますが、自白した時のためにレコーダーの用意をしておくと有益な証拠をゲットすることができます。
また、証拠としては薄いこともありますが、性交渉を裏付けるようなメール内容や手紙などの文章を証拠として押さえておくのも良いでしょう。

まとめ

まとめ

不貞行為は法律用語、不倫と浮気は俗語であり、不倫は当事者の双方か片方が既婚者で浮気は結婚していないがパートナーがいる場合に他の異性と関係をもつ或いは好意をもつことをいいます。
不貞行為は既婚者が性交渉を他の異性と行うことで、法的に不貞行為として認められると慰謝料を請求できます。
不貞行為にならない内容及び行為もありますが、法的に不貞行為と認めることが可能な内容であれば証拠を押さえることが最も大事なことになります。

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