妻が不倫してしまっても別れを選べなかったという男性は以外と多く、またその理由も様々なことが多いです。
自分にも原因があると自覚している方や、子供の問題で別れられなかったなど・・・。
そのような離婚の危機を乗り越えて、関係を再構築した人の体験談をご紹介します。
再構築例① 『子供のために離婚はせず・・・・。』
45歳、会社員です。4年前妻の不倫発覚という修羅場を経験しました。
妻はパート先の男性と不倫をしていました。
その当時から離婚は考えていましたが、高校生と中学生の子供がいたということもあり、妻の「子供たちが成人するまでは別れたくない」という願いに共感し、愛はなくとも結婚生活を続けるべきだという結論に至りました。
二度とこのようなトラブルが起こらないようにと、気休めではありますが夫婦の間でルールを決め、夫婦関係やり直そうとしてきました。
しかし、そう決めてからも苦しい毎日が続きました。
私は結婚当初のように妻を愛すことができなくなり、代わりにその愛情を精一杯子供たちに注いできたつもりです。
それから4年の月日が経ち、先日一人暮らしを始めることになった子供に、「お父さんとお母さんのところに生まれてきて良かった」と言われました。
その言葉を聞いて私は、「あの時離婚しなくて本当に良かった」と心から思いました。
正直、何年経ってもあの辛かった日々を思い出してしまいます。
しかし、妻も深く反省をしている様子で、子供たちのためだけに家事や育児に力を注いでくれていました。
離婚は夫婦だけの問題ではなく、大切な家族や周りの人を巻き込んだ大きな問題です。
あの時、安易に離婚を決断していないくて本当に良かったと思っています。
再構築例② 『離婚からの関係修復』
結婚して6年、妻と子供と平和な毎日を送っていたある日、妻の不倫が発覚した。
たった一度の過ちだったが、絶対に許すことができず、離婚したいと伝えた。
親権は自分が持つことになり、離婚成立。
しかし状況をわかっていない子供は母親に会いたがったので、週末は子供を会わせる名目で
必ず会うようになっていった。
そんな関係を2年ほど続けると、妻のありがたさや妻を好きだった気持ちを思い出した。
そして離婚から3年目で元妻と再婚した。
不倫のことは今でも許せないが、お互いに悪かった部分があったということに気づけた。
今は初めの結婚生活よりもいい関係を築けていると思う。
再構築例③ 『お互いを見つめ直して、関係を再構築。』
数年前に妻に不倫されていたことが発覚した。
妻に不倫されていたと発覚した時から、体調を崩し、仕事にも支障が出てしまった。
しかし、お互いの存在なしでは生きていけないと判断し、離婚は選択せず。
それからは何年経っても妻の顔を見るたび不倫現場がフラッシュバックした。
前向きに考えようと思っても、体調は悪くなる一方。
妻が私を必死に支えてくれようとしているのは伝わってきていたが、状況はよくならなかった。
そんなある日、両親の勧めで妻と一緒にカウンセリングを受けることになった。
結果としては、カウンセリングを通して、お互いの不満や好きなことをを知ることができた。
自分が普段の生活の中で相手を傷つけていたことを知ることができた。
それから妻の気持ちを考えて行動するようになってからは、体調不良もよくなり、仕事も以前のようにこなすことができるようになってきた。
不倫をするのはいいことではないし、パートナーを大きく傷つけてしまうが、この経験を通してこれまで考えもしなかった夫婦の将来について考えることができた。
夫婦関係の再構築は時間がかかるが、互いの気持ち次第では不可能なことではないと思う。
妻の不倫から再構築する方法
不倫されてしまっても、その後の相手の反省の態度次第で関係を修復しようと考える男性は少なくないですね。
離婚の大きなダメージよりも、不倫の事実を受け入れて前向きに行動する方がいいと考えているようです。
ここからは妻の不倫後、離婚をせずに関係を再構築するために有効な方法を紹介します。
自分の気持ちをしっかりと伝える
まずは自分の本当の気持ちをしっかりと伝えましょう。
不倫をしてしまった側は、申し訳ないという気持ちから立場がなく、「離婚したい」と言われたら言われるがままに受け入れてしまうことがあるようです。
不倫された夫が強がって離婚を申し立てた瞬間、離婚という結果になってしまう可能性は高いということです。
あなたが離婚したくないという気持ちがあるなら、その旨は正直にしっかりと使えるべきです。
子供、周りの人のためと思って耐える
結婚するということは、2人だけの問題ではなく、周りの多くの人との関わりができます。
あなたたちが別れることで、人生がめちゃくちゃになってしまう人も少なからずいるということを忘れないでください。
体験談にもありましたが、自分たちの子供の未来を考えて離婚を選択しなかったことで、結果的に良かったと思えている人もいらっしゃいます。
ぜひ冷静に考えてみてくださいね。
未来のことを考える
過去のことは忘れましょう。
起こった事実は変えられません。いつまでも過去の不倫にとらわれていると再構築は難しいかもしれません。
それよりは夫婦のこれからについて考えるようにすると、少しは前向きに関係を修復できるかもしれません。
ルールを決める
一度失敗してしまったのですから、同じ失敗が起こらないようにルールを決めることは有効な手段です。
妻も自分がしてしまったことの過ちを見直すことができます。
明確に相手にして欲しくない行動を示せるので、不倫と疑わしい行為をされることがなくなります。
再構築を決意する際に考えて欲しいこと
不倫からの関係の再構築が難しいということがわかりましたね。
最後に、不倫した妻との関係をやり直そうと思っている方に頭に入れておいて欲しいことを紹介します。
簡単には忘れられないということ
妻に不倫をされてしまった方の体験談からは、「不倫されていた時の辛かった気持ち」、「発覚時の衝撃」を簡単には忘れられなかったという印象を強く受けます。
愛している人に裏切られるということは精神的に相当なダメージを受けますし、短時間で気持ちの整理がつくものではありません。
「不倫されても妻のことを愛しているから」という気持ちは大切ですが、気持ちの整理がつくまでに時間がかかることを覚悟しておく必要があります。
相手の気持ちも考えるということ
不倫をした妻が悪いことは事実ですが、もしかしたら妻を不倫に走らせる行動をあなたがしていたのかもしれません。
関係を元に戻すためには、妻だけが考えを改めるのではなく、あなた自身も行動を見直す必要があります。
離婚を選択しないのであれば、間違っても、妻のことだけを一方的に責めるような行動は控えましょう。
長期戦になることを覚悟して欲しいということ
不倫は、夫婦の信頼関係を大きく壊す行動です。
完全に元に戻したいと思っているのなら長い時間をかける必要があることを覚えておいてください。
逆を言えば、不倫直後は修復が難しいと思っていても、時間が経てば自然と元の関係に戻っていく人たちもいます。
焦らずに、その時に自分ができることをこなしていくことが、一番の近道なのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は妻の不倫から関係を再構築した人の体験談と、再構築のための方法・注意して欲しいことについて紹介しました。
不倫の事実が発覚してから関係を元に戻すことは簡単ではありません。
しかし実際関係を再構築している人も少なくありませんので、気長に関係を続くていくことが大切なのかもしれません。
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