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探偵の尾行大全集!探偵の尾行方法や注意点など尾行について徹底解説!

探偵の尾行

自分では調べることができないことや、相手に対してバレないように調査してほしい場合などの際に探偵はとても活躍してくれます。
素人が自分で調査をするとほとんどの場合が失敗に終わり、確実な証拠を得ることが難しいため、プロである探偵に依頼するケースが現在とても増えています。
探偵に依頼をするということは確実な証拠を得たいことが前提ですので、依頼者と探偵の間で綿密な作戦が必要となってきます。
調査ターゲットにバレずに遂行しなくてはいけない為、尾行は特に気を遣うものです。
探偵と言えば尾行というイメージを持っている人も多いでしょう。
尾行はターゲットの行動をしっかりマークする為に絶対に欠かせないことであり、これがしっかりしていないと確実な証拠を得ることができません。
そこで今回は、探偵が行う「尾行」について徹底解説していきたいと思います!

目次

探偵が尾行を行う前に準備すること

探偵が尾行を行う前に準備すること

探偵はまず依頼者からの依頼を受けたら、ターゲット書の作成を開始します。
依頼者からターゲットの名前、住所、勤務先、出身地や所有物(車など)などを詳しく聞き、書類を作成。
情報が多ければ多いほど、依頼達成度は上がりますので詳しく伝えることが大切です。 また、何人の調査員が必要かも考える必要があります。
基本的には2人1組ですが、状況によっては3人1組で尾行をするケースなども存在します。
そして、ターゲットの行動範囲などの下見調査も欠かせません。
いざ本番となった時に抜かりがってはいけませんので、事前調査は不可欠となります。
そしてまず一番最初にしなくてはいけないのが面取り。ターゲットの顔をしっかり把握することから始めます。
事前にこのような準備を行うことでスムーズな調査が可能なのです。

ケースごとに違う探偵の尾行

ケースごとに違う探偵の尾行

探偵にとって必須な尾行は、ケースごとに色々な方法で行われます。
歩いて行う方が良いのか、車での尾行が必要なのか、はたまた自転車での尾行が良いのかは事前調査をして決めておきます。
それぞれについてどのような方法で行うかを詳しく解説していきましょう。

徒歩での尾行の場合

徒歩での尾行は一般的に一番バレにくい方法と言われています。
車などの場合、ターゲットがバックミラーで確認され、巻かれてしまうというリスクがありますが、徒歩の場合は後ろに目はありませんので案外気付かれないことが多いです。
ただし、ターゲットによっては気付かれてしまうこともありますので注意が必要です。
徒歩尾行の基本ルールは、ターゲットの足元(下半身)を見ながら行うようにします。上半身を見ていると振り返った時に目があって可能性があるため、ターゲットに顔がバレないようにする為にも下半身に目線を置いて尾行を行います。
雑踏の中を歩く場合には気付かれないように接近し、マークし続けることが出来る為、バレにくいというメリットがあるでしょう。

車での尾行の場合

徒歩尾行と同じぐらい需要があるのが、車での尾行です。
移動が車のターゲットに対して行われることが多く、特に昼間からラブホテルに行く可能性がある場合は郊外まで行かなくてはいけないことも多い為、車が使用されることが多いです。
ただし、この車での尾行は思ったような成果が手に入れられない場合もあります。
例えば、ターゲットと探偵側の車の間に車が入り込んでしまった場合、何とか着いていくことはできますが、赤信号で止まってしまう場合には見逃してしまうことも多いです。
なるべく近くにいる必要がある反面、あまりに近すぎると勘の良いターゲットの場合は巻かれてしまう可能性が高い為、通常の一般車を利用して行うようします。

自転車での尾行の場合

自転車での尾行は、車を使った尾行よりも小回りが利くという点で使用されることがあります。
渋滞などが起きるような都心部では特にターゲットを見失わずに尾行ができる上に、ターゲットから隠れやすいという点でも優れています。
特に、尾行というイメージの中に自転車を使用することがない人が多い為、目を欺きやすいです。

探偵の尾行テクニック

探偵の尾行テクニック

素人が尾行をしようとしても簡単にできない理由があります。
探偵はプロの調査員として活動していますので、様々な尾行テクニックを身につけています。
その方法について詳しくご説明していきましょう。

複数人での尾行

複数の調査員によって多方面からターゲットを見ることで、見失うことなく尾行をすることができます。
中には、尾行に気付いたターゲットが尾行を振り払おうと走り出したり、小道に入ったりすることがありますが、調査員が複数の場合にはその点でも見失うリスクが少ないです。
一般的には2人以上のチームを組んで行います。
行動がわかっている場合には1人が先回りをし顔が見える位置から決定的な瞬間をカメラで収めることができるというメリットもあります。

適切な距離感を維持

尾行で一番リスクが高いのが接近しすぎてしまうことにあります。
ターゲットを見失わないようにと、むやみやたらに近付いてはターゲットも気配で違和感を覚えてしまいます。
その為、適切な距離感をしっかり体に身につけておく必要があるのです。
素人が行うとこの距離感がうまくいかずに、ターゲットにバレてしまうことが多いですが、プロの調査員たちはこのスキルをしっかり身につけている為、上手に尾行をすることができます。

特殊な車両を使う

場所に似つかわしくない車両を使っていると人から見た時に違和感があります。
その為、ターゲットの行動範囲によって車両を使い分けるというテクニックが必要となってくるでしょう。
高級車から業務車両まで幅広く所持している探偵会社ではターゲットに合わせて選びます。また、いつどんな環境においても不自然ではないことも大切な為、途中で乗り換えるなどの工夫も必要となってくるのです。
また、尾行用の車両には特殊機材を詰め込むスペースを確保していたり、遠隔撮影が可能なように事前に改造されている車両を使うケースもあります。

場所や状況に応じて服装を合わせる

依頼者から聞いたターゲットの情報を元に、場所や状況に応じて服装を合わせるというテクニックも必要となってきます。
ラフな格好の中、スーツ姿の人がかなり目立ってしまいますので、状況に合わせた臨機応変な変装が求められています。
変装と言っても大掛かりなものではなく、サッと羽織ることができるジャケットを持ち歩いたり、帽子や眼鏡を持ち歩くことで、パッと見た時に別人に見えるような工夫をすることが必要です。
一番楽な方法が色の変化と頭部の変化と言われています。

尾行対象者の急な行動にも柔軟に対応!

尾行対象者の急な行動にも柔軟に対応!

プロの探偵にとっては、ターゲットが急に行動を変えることはよくある話です。
本来の行動と違った時に右往左往している時間はありませんので、探偵は経験を活かした行動で対応しています。
うろたえてしまうとターゲットにバレてしまうことがある為、冷静かつ沈着に行う必要があるのです。
それでは尾行の際のイレギュラーな場面での対応方法を解説していきます。

施設や建物に入った際の対応

ターゲットは突然施設や建物に入った際に、どの施設に入ったか見失ってしまうことがあります。
2人体制で行っている場合には、1人は見失ったあたりで待機し、もう1人が周囲の施設や建物を見に行くことでターゲットを発見することができます。
ターゲットを見失ってしまうと焦る気持ちが先行しやすいのですが、プロの探偵にとっては日常茶飯事の出来事ですから、焦らずに対応してくれます。
このような事態に備えて2人1組という体制をとっているのです。

タクシーに乗った際の対応

ターゲットがタクシーに乗ってしまった場合には、調査員たちもタクシーに乗るしかありません。
事前にタクシーを利用することがわかっていれば、バイクや車両の調査員を配備することができますが、そうじゃない場合は調査員たちも早急にタクシーに乗る以外の方法はないのです。
タクシーの運転手にはターゲットの関係者であることを伝え、追ってもらうようにしてください。
また、もしターゲットを見失ってもタクシーのナンバーと会社名を把握しておくことは必要です。
しかし、最近ではタクシー会社でも個人情報保護に基づいて情報を教えてくれない場合も増えています。
ただし、中にはどこで降ろしたかだけでも教えてくれることもある為、控えておくことはとても重要です。

尾行対象者が路上駐車をした際の対応

車での尾行をしている時に、突然ターゲットが路上駐車をすることがあります。
その場合には慌てずにそのままターゲットの車を追い越し、ちょっとした先にある場所で路上駐車をしましょう。
場所的にコンビニがある場合などはそれを利用してもOK。
ターゲットに尾行がバレてはいけませんから、バックミラーやサイドミラーから確認できる場所での駐車は避けます。
ターゲット以外に路上駐車をしている車があった場合にはその後ろに入ることも有効です。ただし、あまりにも不自然な急ブレーキなどはターゲットに気付かれやすい為、その場合は通り過ぎることが良いとされています。

尾行の際に役立つ道具アイテム

尾行の際に役立つ道具アイテム

探偵が尾行をする際には尾行に役立つアイテムを持ち歩いています。このアイテムを持ち歩くことで確実な証拠を得ることが出来る為、どの探偵会社でも活用しているようです。

GPS発信機

今や当たり前になっているGPS発信機。
ターゲットに発信機を装着することで、パソコン上でターゲットの行動や現在地を把握することができます。
ただし、注意しなくてはいけないのがあくまでも現在いる地点を把握することができるだけであり、ターゲットが何をしているのか、誰と会っているかまではわかりません。
その為、決定的な証拠を得る為にはその現場に行くことが必要です。
GPS発信機を装着しなくても、GPS機能付きのアプリを相手のスマートフォンにインストールしておけば、現在地を把握することは簡単ではありますが、ターゲットにバレずにインストールする必要があること、またバレてしまうとその後の調査がうまくいかなくなるなどのデメリットがある為、慎重さが必要です。

小型カメラ

一般的なカメラを自分に向けられていたら、誰でも撮影されたことに気付いてしまいます。その為、プロが使用するのは相手にバレにくい小型カメラです。
一般的にカメラに見えない形状のライターや傘の柄の部分、ペン型などを使用することでいつ撮影されたか気付かれずに撮影することができます。ただし、ターゲットの顔を的確に撮影する為には、ある程度の性能が必要となってきますし、撮影する人間のスキルも必要です。せっかく撮影できたとしても写真での判別ができないようでは意味がないのです。その為、使い方などや撮影テクニックなどは事前に修得した調査員が行い、決定的な証拠をしっかり撮影します。

尾行後の調査報告書の事例

尾行後の調査報告書の事例

尾行後から1週間程度で調査報告書が作成されます。
調査報告書には調査ターゲットの行動が分単位で記録されており、日時が入った写真と共に報告されます。
また、その他に印刷された写真なども添付され、行動がすべてわかるようになっています。
この調査報告書は裁判時にも採用されるものですので、大切に保管しておきましょう。
浮気をしている男性が調査ターゲットの場合には、何時に出勤し、何時に退社、その後どこに行き、何時に浮気相手と会うなど詳しく記載されていますし、決定的な証拠としてホテルなどに入る瞬間なども写真付きで報告されます。
日時や時間がしっかり記載されていますので、裁判時にも有効な証拠として提出することができます。
調査報告書に関しては、探偵会社によって多少異なりますが、裁判に有効な点ではどの調査報告書でも同様です。

ご自身で尾行をするべきではない理由

ご自身で尾行をするべきではない理由

疑わしい人間がいる時に、自分で尾行して決定的な証拠を集めようとする人が多いようです。
特に旦那の浮気を疑った妻が尾行をするケースが多いのですが、実際には旦那にバレてしまい、証拠を掴むことができないことも珍しくありません。
素人が尾行をするのはとても難しく、様々な問題がありますので注意が必要です。

見失いやすい

尾行経験がない素人にとっては、ターゲットを見失わずに追尾することは簡単なことではありません。
適度な距離感を保つことができないことや、施設などに入ってしまうと見失ってしまいます。
特に単独での尾行の場合にはすべてを1人で把握する必要がある為、証拠を掴むどころか尾行すら簡単ではありません。
ターゲットは自分が尾行されていることを知らないので、曲がったり、立ち止まったり、Uターンしたり、自由に動きます。
この行動に対して対処しなくてはいけないのは簡単ではありませんし、丸1日尾行し続けるのは困難です。
その点でもプロにお任せする方が良いと言えるでしょう。

バレてしまったら関係が悪化する

ターゲットに尾行をしていることがバレてしまうと関係が悪化してしまうことがあります。
誰しも疑われているという気持ちは気持ちの良いものではありません。
例え、ターゲット側に思い当たることがあったとしても、信用問題へと発展してしまう可能性が高い為、関係性が悪化して悪い方へと働いてしまうことがありますので注意が必要です。
逆に言えば、相手が疑われていることを知り、隠す行動に走ってしまうと証拠を得ることが難しくなるでしょう。
人を疑っているというその姿勢に対して、こちらが悪いと言われてしまうことも珍しくありませんし、妻と旦那という関係性の場合にはその後の生活にも支障をきたしてしまいます。
そもそも顔見知りの尾行というのはバレやすいというデメリットがある為、バレずに行うことは難しいのです。

通報されてしまう可能性がある

関係性によっては、通報されてしまうリスクがあります。
素人はプロの探偵とは異なり、仕事でしているわけではありませんので、付け回されていると言われてしまえばその通りなのです。
関係性によってはストーカーにされてしまうこともありますし、通報されてしまうことも珍しくありません。
通報されてしまうとこちらの立場が悪くなるのは間違いなく、結果的に損なことばかりです。このような点から考えても素人が尾行をすることはメリットどころかデメリットしかないでしょう。

まとめ

まとめ

尾行をすると一言で言っても、色々なテクニックや状況を見極めるスキルが必要です。
ただターゲットの後ろを歩けばいいのにスキルなんて必要ないだろうと素人でも行ってしまう方がいますが、探偵をしている調査員は、日々の経験の中で培ってきたテクニックやスキルをしっかり身につけている為、素人が真似できるものではありません。
素人が行う尾行には様々なデメリットがありますので、注意が必要です。
疑わしい人間がいる場合には、プロの探偵に依頼することで、決定的な証拠を集めることができますのでぜひ活用しましょう。

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