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盗聴されてる!?盗聴器の種類から自分でできる発見方法までご紹介!

盗聴されてる!?盗聴器の種類から自分でできる発見方法までご紹介!

盗聴器という言葉を聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。怪しいとか、犯罪の臭いがするとか、あまり明るいイメージは湧かないでしょう。また、自分には縁遠い世界と感じる方もいらっしゃるでしょう。
実際に、盗聴器を使う目的はその人次第で、空き巣がターゲットとした家の留守を伺うために家族の行動を調査するというような、直接相手に危害を加えるため、ということもありますし、別れた恋人の部屋に仕掛けて、相手がどうしているかを知りたい、という単純な好奇心からくるパターンもあります。
こう考えると、意外と身近なものだと感じませんか。ここでは、盗聴器の種類や、発見する方法について紹介します!

目次

盗聴ってそもそも合法?

盗聴ってそもそも合法?

盗聴器と聞くと、違法というイメージがつきまといますが、果たして盗聴は違法なのでしょうか、それとも合法でしょうか。
実は、盗聴自体は違法ではありません!!もちろん、仕掛けるにあたって、住居侵入罪にあたったり、電話に仕掛けると、有線電気通信法という法律に違反したり、付随的に犯罪行為がついてまわることはあります。
しかし、盗聴器の販売購入および設置や、盗聴波の傍受といった行為そのものは、犯罪として規定されていないのが今の日本の法律なのです。

盗聴器の種類ってどんなのがある?

盗聴器の種類ってどんなのがある?

ここまでの説明でおわかりいただけたかと思いますが、盗聴というのは決して日常生活から縁遠いものでもなく、さまざまな条件さえクリアしてしまえば、盗聴自体は罪に問われることがないという、恐ろしいものです。
ここで、盗聴器にはどのような種類がものがあるのか、解説していきます。盗聴器の種類によって、取れる対策なども変わってきますので、盗聴器の種類について抑えておくことは、いずれ自分の身を守ることにつながります。

盗聴発信器(無線型)

ここでは、無線型の盗聴器について三種類ほど紹介します。
いずれも、家庭やオフィス内でごく普通に使用されているものに偽装されており、仕掛けられた側は気づきにくいという特徴を持っています。

例1 コンセント型盗聴発信器

まずは、コンセント型についてです。これはコンセントに差し込むだけで使えるタイプのものです。取り付けが簡単で、形も一般家庭のコンセントと変わらず、目立たないという特徴があります。
また、この種類の盗聴器の恐ろしい点は、電池の交換が不要であるという点です。コンセントに差し込むとそこから給電するため、電池の交換などをせずにすむため、気づかない限り半永久的に盗聴されるおそれがあります。
賃貸物件などでは、本来のターゲットが引っ越して、その場所に住まなくなってからも、動き続けている盗聴器が発見されることがあります。

例2 電卓型盗聴発信器

続いては、電卓型の盗聴発信器を紹介します。普通の電卓の中に盗聴発信機を仕込んでいるような代物です。
状況によってはさりげなく盗聴したいターゲットのそばに置いておけるうえに、携帯性にすぐれており、相手に持たせるだけでなく、自分自身が持ち歩いて盗聴する、ということも可能になると考えられます。

例3 マウス型盗聴発信器

最後に、マウス型の盗聴器について紹介します。こちらも電卓型と同じように、オフィスなどに違和感なく設置することができるという恐ろしさを持っています。オフィスでは特に、どのパソコンでも標準のマウスが使用されていることが多いため、盗聴器を仕掛けたものと交換されても気づきにくいという恐ろしさも持っています。
また、電卓型にも言えることですが、電卓もマウスも、プレゼントされてもさほど違和感がなく、すでに盗聴器を仕掛けたものを送られ、知らず知らずのうちに盗聴派を傍受されている、という可能性もあります。

盗聴発信器(電話用)

続いて、電話に使用できるタイプの盗聴器をご紹介します。電話線に設置すると通話を傍受されるうえに、先ほどのコンセント型と同様に電話線から給電するため、半永久的に盗聴される恐れがあります。
電話の回線上に盗聴器を仕掛けて通話内容を傍受すると、有線電気通信法等の違反に問うことができます。また、取り付けが電気通信事業者によって行われた場合も、電気通信事業法によって罰することができます。
ただし、携帯電話やコードレス等無線式の電話については有線電気通信法の範疇ではないので、注意が必要です!

例1 クリップ型盗聴発信器

こちらは、コンセントの裏側や家電機器内の配線に組み込むことで周囲の音声を傍受するタイプの盗聴器です。電話線にクリップを挟み込むと、電話線を伝わる会話を傍受することが可能になります。

例2 中継ユニット型聴発信器

続いて、中継ユニットにカムフラージュされたタイプの盗聴器について紹介します。
こちらは、電話機本体などから電話線を引き抜いて、その間に挿入することで通話を傍受します。
こちらもやはりクリップ型と同様に、電話線から給電を受けて、半永久的に通話を傍受される危険性のある盗聴発信機です。
クリップ型にも言えることですが、この手の電話線に仕掛けられるタイプのものは、先ほどの無線型と比較すると設置しやすいとは言えません。
ですが、ひとたび設置されると、見た目には気づかれにくいという恐ろしさを持っています。

録音式盗聴器

次に紹介するのは、録音式の盗聴器です。通常の盗聴器は、仕掛けられるのは発信器です。それを傍受して聞いたり、録音したりするためには別途機材が必要になりますが、録音式の盗聴器は、収音と録音の機能がセットになっています。
通常はICレコーダーのような用途で使われるべきものですが、日用品にカムフラージュしたり、超小型タイプのものを隠し持って録音すれば、立派に盗聴器としての役割を果たします。中には、ICレコーダーと同様に、それ単体で傍受・録音した音声を再生する機能を持ったものもあります。

例1 ボールペン型録音器

録音式の中でも、ボールペンにカムフラージュしたタイプのものです。普通のボールペンとして使用していれば、まず録音機能をもったものだと見破るのは難しいことです。
ボールペンの形をしていれば、録音の際にわざわざ使ったりしなくても、胸元のポケットなどに入れておくだけでも違和感がないので、目の前で盗聴・録音されても気づかない可能性が高いです。

その他の特殊な盗聴器

最後に、上記で紹介したタイプ以外の、特殊な盗聴器について例を挙げて解説します。

例1 コンクリートマイク

これまで紹介してきた盗聴器は、傍受した電波を発信し、その電波を拾って音声を聞くというものでした。しかし、このコンクリートマイクは、壁に直接マイクを当て、隣室の音声や会話を傍受します。
音は空気を振動させて、波として伝わり、壁に当たると反射しますが、その振動自体は壁の反対側にも伝わります。壁に耳を近づけると隣の音が聞こえるのはこのためです。
それを応用し、隣室の音を傍受できるようにしたのがコンクリートマイクです。
直接壁に押し当てて聞くので、電波を感知する盗聴発見器で発見することが困難なタイプです。壁の厚みなどによって感度が変わり、遮蔽材や断熱材入りの壁越しには音は伝わらず、盗聴されている側の壁側にテレビなどがあると、これらの機器の音声が拾われるため、機器から出ている音のみが伝わります。

例2 レーザー盗聴器

最後に、レーザー盗聴器を紹介します。これは、レーザー光線を用いた盗聴の方法です。盗聴したい部屋の窓ガラスにレーザーを当て、反射して帰ってきた光線の変化から元の音声を復元するというものです。コンクリートマイクは音波によって壁が振動する仕組みを利用していましたが、こちらは、それと同様に、窓ガラスの細かい振動を利用した盗聴器です。
ただし、レーザー光線を発射した場所で反射光を受け止めなくてはならないので、設置にあたっては場所的な制約が多く、価格も非常に高価な機器です。

盗聴器を見つける方法

盗聴器を見つける方法

自分で見つける方法

さて、ここまでくると、身の回りに盗聴器が仕掛けられていないか気になるところです。気になったら、まずは自分で調べてみましょう。
ここでは個人で盗聴器の有無を判断する方法を二通り解説します。いずれも、盗聴発信機から発生している周波数を利用して発見する方法です。
先ほど説明した無線型および電話用の盗聴発信機に対しては効果が見られますが、周波数を発しないタイプの盗聴方法に対しては、感知しません。

FMラジオや市販の盗聴器発見器を使って見つける

こちらは、手動ダイヤル式のFMラジオか市販の発見器を用います。どちらも比較的容易に手に入ります。
方法はどちらを使用する場合でも同じです。まずは音を鳴らします。音が鳴ることで起動するタイプの盗聴器を起動させるためです。そして、音を鳴らしながら、ラジオか発見器の周波数を少しずつ変えていきます。盗聴器があると、そのどこかの周波数で、部屋で鳴っているのと同じ音が聞こえてきます。
自分で「あー」などと声を出して、それが機器から返ってくれば、仕掛けられていると判断してよいでしょう。
場所を特定するためには、機器をもったまま部屋中を歩きます。どこかで機器と盗聴器がハウリングを起こす場所があるので、そこに仕掛けられていると考えられます。電話用の盗聴器の有無を確認するには、時報などにダイヤルし、電話を通話状態にして音を鳴らしましょう。
手軽に試せますが、この方法ではデジタル変調方式の盗聴器を発見することができない点は注意が必要です。

スペクトラムアナライザを使って見つける

こちらは上記の方法と違って、デジタル変調方式の盗聴器でも発見することが可能です。ただし、機器自体が非常に高価なことに加え、扱い方が難しく、説明書を読んだだけで使いこなせるものではありません。
これを使用するためには、きちんと使い方を学ぶなどしなければ、誤ったデータを拾ってしまうことになりかねません。

探偵に見つけてもらう時の探偵の選び方

自分で見つける方法があるとはいえ、やはり不安だ、という場合は、餅は餅屋ということで、プロに任せてしまうのも一つの方法です。この手のプロとして挙げられるのが探偵です。
しかし、一口に探偵とはいってもさまざまです。ここでは、盗聴器を発見してもらう際の探偵の選び方について、二つのポイントを説明します。

依頼する探偵は資格を持っているか

まず、これが最も重要なポイントです。探偵が第二種電気工事士とアナログ第三種工事担任者の資格を持っているかどうか確認してください。万が一盗聴器の設置が確認された場合、このまま速やかに撤去してもらいたいと感じるでしょう。
しかし、この二種類の資格を持っていないと、盗聴器が設置されていても、設置されている盗聴器を取り外してもらうことができません。無資格のまま工事に取り掛かると、犯罪行為となってしまいます。
この二つの資格、どのようなものかと言いますと、第二種電気工事士は、一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できる資格です。また、アナログ第三種工事担任者は、アナログ回線とISDN回線の加入者側の設備に電話線を引く、モジュラージャックの移動・増設および交換を行う際にに必要な資格です。
こちらは国家資格となっています。前者は無線型・電話型の盗聴器のどちらを外すにも必要ですし、電話型を外すにはさらに後者が必要となります。どちらの資格も持っているかどうか、きちんと確認しましょう。

調査料金は適正か

依頼する側としては非常に気になる点です。調査費用は部屋のサイズによって変動しますが、およそ3~10万円程度が適正な価格と言えるでしょう。
きちんと調査をしてもらうためにも、安すぎたり、あるいは不当に高いと思われる料金設定の探偵ではなく、この範囲に収まるような料金設定のところを選ぶとよいでしょう。探偵を選ぶ際の目安としてください。

盗聴器を設置されないようにする為の予防策

盗聴器を設置されないようにする為の予防策

ここまで、盗聴器の種類と発見方法について説明してきました。仕掛けられたとしても、発見する方法はあるにせよ、手間や料金がかかりますし、やはり設置されないようにする、というのが盗聴されないための最善策です。
そこで、設置されないための予防策について考えていきます。

コンセント類や、電話線のコードなどは定期的に確認する

盗聴器の種類として、無線型や電話型の発信器を紹介しましたが、自宅等に盗聴器が仕掛けられる場合、家電製品等に紛れて仕掛ける方法が多く見られます。
そうした方法への対策として、コンセント類や電話線のコードなど、電化製品の周辺を定期的にチェックすることが有効に働きます。

あまり親しくない人からのプレゼントには注意する

その他にも、マウス型や電卓型等、プレゼントされても違和感のないものにカムフラージュして盗聴する方法も紹介してきました。他にはぬいぐるみや家具など、盗聴器を仕掛けてあってもわかりづらいものは多々あります。
あまり疑いたくはないものですが、特に、あまり親しくない人からプレゼントをもらった場合には、盗聴器を仕掛けられている危険性についても考慮しましょう。

まとめ

まとめ

以上、ここまで盗聴器の種類から対策についてまで説明してきました。盗聴というのはプライバシーの侵害ですが犯罪行為ではありませんし、決して自分たちには関係のない世界のことではありません。盗聴に対して対策を立てるにはまずそれに対する知識が必要です。
今回ここで紹介したことについて、頭の片隅においていただいて、今後、何かおかしいな、と思ったときに思い出していただければ、自分の身を守るのに役立つでしょう。

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