体の浮気と何が違う？心の浮気の原因と対策を徹底解説

2022 9/01

浮気の中には大きく分けて二種類の浮気が存在します。
心の浮気と体の浮気です。
心の浮気とは、パートナー以外の異性に心を奪われてしまうことです。
心を奪われてしまうと、「これは恋かもしれない・・・」と思ってしまう人も多いことでしょう。

浮気と言えども恋は純粋な人間の感情です。そして純粋な気持ちほど厄介なものもないのかもしれません。
純粋な人間の気持ちを変えることはとても難しいですよね。
それだけ重大な心の浮気について、原因や対処方法を一緒に見ていきましょう。

心の浮気と体の浮気

先ほど紹介した二種類の浮気、心の浮気と体の浮気に共通する点は、本来のパートナーがいるにも関わらず、相手に好意を持っていることでしょう。
では逆にこれらには一体どのような違いがあるのでしょうか。
これらの違いを具体的に紹介していきます。

心の浮気と体の浮気の違い

心の浮気は恋のようなものだと言いましたが、二人の男女の片方もしくは双方が相手に好意を持っているが、性交渉などの肉体関係に発展していない状態です。本来のパートナーがいるにも関わらず、お互いに好きだと思っていて頻繁に連絡を取り合ったり、デートを重ねたりしていたら、肉体関係の有無に関わらず、これは心の浮気です。

一方、体の浮気とは本来のパートナーがいるにも関わらず、片方もしくは双方が好意を持っており、なおかつ肉体関係を結んでいる状態のことを指します。

ちなみに法律が定める不貞行為＝浮気は、性行為または性交類似行為のみが該当します。よって、心の浮気だけでは法律上は不貞行為と判断されることはありません。

心の浮気は見破りづらい

心の浮気は体の浮気に対して見破ることが難しいです。なぜなら、性交渉の証拠がある訳でもなく、どういうつもりで会っているのかという真意は相手の心を覗かないとわからないからですね。

たとえばあなたがパートナーの心の浮気を疑ったところで、
「確かによく会ってるけどあの人はただの仲の良い友達の一人だよ」
と言われたらそれ以上疑うことも気持ちを確かめることもできないのです。

悲しいことに、肉体関係を証明する証拠がない以上は相手の口から浮気していると伝えられるまで、それは仲の良い友人との遊びであり、浮気ではないのです。

心の浮気と体の浮気、許せないのは？

ここまで心の浮気と体の浮気について解説してきましたが、あなたは心の浮気と体の浮気どちらが許せないでしょうか？
もちろん、どちらも大切なパートナーに裏切られたことに変わりはないので「辛い」と思うでしょう。
しかし、一般的には男性は体の浮気を、女性は心の浮気を許せない傾向にあります。
男性の浮気は遊び、女性の浮気は本気と言われています。

女性がパートナーではない異性と肉体関係を持った時に、「本気の浮気をされた」と男性は思い、許せなくなります。後ほど解説しますが、女性は心の浮気から入り、好きになった上で肉体関係を持つことが多いです。
そのため、女性が体の浮気をした時にはすでに心は奪われており、「時すでに遅し」というケースが目立ちます。

男性が体の浮気を許せないのに対して、女性は心の浮気を許せない傾向にあります。
男性の体の浮気は遊びの延長で、「相手のことが本気で好きな訳ではないだろうから、反省して心を入れ替えてくれれば・・・」と女性も思えます。
しかし、心の浮気をされると性欲や寂しさを紛らわすための一時的な関係ではなく「相手の女性のことが本気で好きなんだ・・・」と思い、許せなくなるのでしょう。

また、この現象は人間の本能的にも説明がつきます。
男性は自分の子孫を残したいという本能があるため、女性が他の男性と肉体関係を持っていると「自分の子孫が残せないかもしれない！」と本能が危機感を覚えます。

一方、女性はパートナーの男性に心の浮気をされると「私と子供に資源や時間が割かれずに育児に支障が出るかもしれない！」と本能がアラームを鳴らすのでしょう。

心の浮気の主な原因

さて、心の浮気は人間の純粋な気持ちではありますが、心の浮気が起こるには原因があるはずです。ここからは心の浮気がどのような状況で生まれやすいのか、その原因を見ていきましょう。

別居や単身赴任などでパートナーとの距離ができた

別居状態になったり、単身赴任などで離れ離れになったり、パートナーとの距離ができてしまうことは意外とよくあることだと思います。そんな時、いくら電話などでコミュニケーションを取っていても心の距離は広がってしまうことはありますよね。そんな状態で心の隙間にスッと入り込んでくる異性がいたら「この人でもいいかも・・・」となってしまうかもしれません。

たまには会いに行くなどの努力は怠らないようにしたいですね。

パートナーとのコミュニケーションが取れていない

たとえパートナーと同居していたり近くにいるとしても、ついつい会話をおざなりにしてしまったり、生活リズムが合わなかったりとお互いにコミュニケーションが取れていないことがありますよね。

そんな時に気軽に相談できる異性がいたらいつの間にか恋心に変わっていても不思議ではありません。

何気ない会話も大事にすることで他の異性に心を奪われるのを防げるかもしれません。

職場などで近い存在の人がいる

職場の同僚など、パートナーよりも長く同じ時間を共有する異性がいた場合、その人の魅力を見出すのには十分すぎる時間がありますよね。
時間を長く共に過ごすだけで好感度というのは上がっていきますから、それがいつ浮気に発展してもおかしくはないでしょう。

パートナーと過ごす時間が取れていない自覚がある人は気をつけた方が良いかもしれません。

パートナーよりも趣味や性格などが合う人が現れた

いくら大切なパートナーとはいえ、全てにおいて価値観が合うとは限らないですよね。
もしも、自分と共通の趣味を持つ異性や一緒にいて楽しい性格の合う異性に出会ってしまったら、「この人といる方が楽しい！」とそちらを優先してしまうかもしれません。

たとえ自分の理解できない趣味だとしても、話を聞く努力が必要です。
また共通の趣味を見つけて一緒に楽しむことも効果的ですね。

パートナーより圧倒的に魅力的な人が現れた

今一緒にいるパートナーを本当に愛していて「この人を超える人はいない！」と思っていても、恋は突然訪れるものです。不意に、圧倒的に魅力的な人が目の前に現れたら誰だって心奪われてしまいますよね。

この場合はどうしようもないと思うかもしれませんが、他の異性に目が眩まないくらい、自分磨きをすることでパートナーが心奪われるのを防ぐことができるでしょう。

浮気に対しての罪悪感がない

「浮気はいけないこと」というのが常識のようになっていますが、常識が通用しない人間も中にはいます。恋人や配偶者がいても他の異性とデートすることになんの違和感も感じない人もいます。また「どこからが浮気か」というのも人によって異なるので自分では全く浮気ではないと思っていない、というケースもありますね。

話し合いを重ねることで「どこからが浮気か」という価値観を擦り合わせて行くことが必要になってきますね。

男性よりも女性の方が心の浮気に陥りやすい

一般的には女性の方が男性よりも心の浮気に陥りやすいと言われています。そこには男女の価値観の違いが顕著に現れています。ここから浮気おける男女の違いを見ていきましょう。

男性に見られる浮気の特徴

男性の浮気は体の浮気から始まることが多いです。男性にとって体の浮気はストレス発散や寂しさを紛らわす手段であるのと同時に単純に性欲を満たすためという理由が大半です。
また、体の浮気を浮気と思っていない男性もいるほど、男性にとって体の浮気は日常に溢れていると言えるでしょう。

よって、男性の場合、体の浮気から心の浮気や本気の恋愛に発展することはあまりないでしょう。
また、逆に男性が心の浮気をしていたら要注意ということも心に留めておきましょう。

女性に見られる浮気の特徴

女性は体の繋がりよりも心の繋がりを大事にする傾向があります。そこで女性はまず心で恋をします。つまり心の浮気が先行することが多いです。パートナーよりも優しい人や性格が合う人と出会うと「いい人だな」と思うことがあるでしょう。その人とコミュニケーションを重ねるうちに心奪われ、そこから浮気に発展するケースが多いですね。
逆に、女性にとって体の浮気は身体的リスクを伴うため、浮気の段階の中でも後回しになることが多いです。

よって、女性の場合、心の浮気から体の浮気や本気の恋愛に発展することが多々あります。
女性の心の浮気には注意を払った方が良いと言えますね。

心の浮気を放置する危険性

ここまで、心の浮気の原因や特徴を見てきました。では、そんな心の浮気を「まだ体の関係ではないから・・・」と甘く見てほったらかしにしているとどんな危険性があるのでしょうか。心の浮気を放置することによるリスクを解説していきます。

体の浮気に繋がるリスクが高い

先ほども述べたように、心の浮気は体の浮気に繋がるケースが多く見られます。このケースが女性に多いことはすでに紹介しましたが、男性においても心の浮気から体の浮気に発展するケースは少なくないです。心の浮気を放置しているとそのうち相手と肉体関係に発展していることがあるでしょう。
早め早めに対処していかないと取り返しのつかないことになるかもしれません。

パートナーに別れを告げられる

体の浮気と違い、相手に心を奪われている場合、その相手と一緒にいたいと思うのも時間の問題です。早いうちにパートナーの心を取り戻しておかないと「浮気相手の方が一緒にいて楽しいし、別れようかな」と思われても仕方ないでしょう。

結婚しているから、と安心していてもパートナーの決意を甘く見てはいけません。
心を奪われたまま放置しておくとそのままパートナーを失うことに繋がりかねません。

偽りの関係を続けることになる

心の浮気を放置していると結婚生活や恋人関係を続けていても、お互いに本当の信頼関係を築けているとは言い難い状態になります。

心はパートナーに向いていなくとも子供がいたり、付き合いが長かったりすると別れようにも別れがたく、偽りの関係を続けてしまいます。しかしそんな状態で一緒に過ごしていても関係がギクシャクし、喧嘩が多くなるなどの問題が起こってきます。

家庭環境に支障をきたす

心の浮気が顕在化してきても夫婦関係は簡単には終わらせることはできません。さらに子供がいる場合には子供のためを思って離婚しないという判断をするケースが多いです。

しかしギクシャクした夫婦関係というのは親が思っているよりも子供に伝わるものです。そうして子供にも悪影響を及ぼすことも考えられます。また浮気相手に時間を割くあまり家事や家族との時間がおろそかになるでしょう。
心の浮気は二人だけの問題ではないことを肝に命じておくことが大事ですね。

トラブルになるリスクがある

心の浮気は体の浮気と違い、表面的ではない深い部分でつながっていることが多いです。そのため、浮気相手も本気になりやすく、早々に手を打たないと相手から「パートナーと別れてくれ」といった要求や、本来のパートナーと浮気相手交えての話し合いなど面倒なことに繋がりやすいと言えます。

またそうなった場合、パートナーも心を奪われているため、自分が不利になることを覚悟しなければなりません。
深い繋がりになる前に対処していくことが重要になってくるでしょう。

すでに心の浮気をされている場合の対処法

もし、あなたのパートナーが心の浮気をしているという心当たりがある場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか。一時的な過ち、体の浮気と違い、心の浮気は二人の関係が大きく変化していることに間違いありません。この状態に陥ってからの対処は簡単ではありませんが、一緒に考えていきましょう。

心の浮気を許せるか、許せないか

まず考えなければいけないことはあなたが心の浮気を許せるかどうかです。体の浮気のように確たる証拠もなければ、相手に聞かなければ真意のわからない心の浮気ですが、悪化した時の破壊力は体の浮気の比ではありません。そもそも心の浮気をされているということは恋愛関係は破綻していると言っても過言ではありません。

それでも許して、関係を修復していくには長い時間と努力が必要になってくるでしょう。
逆に許せずに、別れを告げて次のパートナーを探すにも同じような労力を必要とします。全ての判断はあなた次第ですが、別れる際に取るべき行動と別れない場合に取るべき行動を以下でご紹介します。

別れる場合に取るべき行動

別れる選択をしたとしてもまずは冷静に話し合いましょう。そしてお互い納得する形で別れることをオススメします。

体の浮気ではなく心の浮気だけに留まっていたのはパートナーの存在が大事だと思う気持ちが少なからずそこにはあったはずです。
話し合うことで関係が修復できることもありますし、そうでなくとも長年連れ添った相手とはできるだけわだかまりのない形でお別れしたいですよね。

また、もしも相手が心の浮気だけでなく体の浮気もしているのではないかと疑っているのであれば、探偵事務所に相談するべきでしょう。離婚する際に慰謝料を請求するには心の浮気だけではなく、不貞行為、すなわち肉体関係があったことを証明する写真などの証拠が必要となります。
ラブホテルに出入りしている写真など、性交渉を証明できるものがあれば離婚の際に慰謝料を請求することも可能でしょう。

別れない場合に取るべき行動

心の浮気をされていたとしても証拠はないし、まだ関係をやり直したい！と思う人も多くいると思います。先ほども述べたように心が奪われている状態からやり直すのは相当な努力と時間が必要となります。
しかし、まだ別れを告げられていないのなら相手はあなたにまだ愛情が残っているはずです。

奪われた心を取り戻すのは難しいかもしれませんが、ゆっくり時間をかけて関係を修復してきましょう。しかし今までのままでは関係は修復できませんので、そのために気をつけることを挙げていきます。

・まずはパートナーとの関係を見つめ直してみる。
・相手を責めるだけではなく、自分の落ち度を考える。
・相手が自分に求めていることを考え、実行する。
・面倒な話でもしっかり聞き、コミュニケーションを取る。
・相手と共通の趣味を持って一緒に楽しむ。
・旅行に行くなど、新鮮な体験をする。
・早く家に帰るように心がけ、一緒に過ごす時間を増やす。
・他の異性に負けないよう、自分磨きをする。
・相手の次の浮気を疑わずに信じてみる。