付き合っている人が既婚者であった場合、それは不倫になってしまいます。
相手に出会ったタイミングが少し遅かっただけだからとか、好きになってしまったからしょうがないといった言い訳は通用しません。
不倫相手が妻や夫と離婚してくれるまでの辛抱と考えていても、その日が訪れるかどうかはわかりません。
また相手にその気があるかどうかも本当のところは本人しかわかりません。
不倫を続けていても得をすることはなく、むしろリスクの方が多いためできるだけ早く別れることが大切になります。
そこで今回は不倫相手と別れるための方法を解説します。
不倫相手と付き合い続けることのリスク
不倫相手と関係を続けていくことで背負うリスクというものはたくさんあります。
それらのリスクはある日突然自分に降りかかる可能性があり、日々その不安を抱えながら生活しなければいけなくなります。
それでは不倫相手と付き合い続けることにはどんなリスクがあるのかを解説します。
結ばれることはほとんどない
これに関しては恋愛感情が盛り上がっている時には考えられないことかもしれません。
彼・彼女は必ず離婚してくれる、離婚すると約束してくれたと被害者感情で盛り上がってしまうと大変危険です。
これが嘘だった時に精神的なダメージを受けてしまいます。
本当に不倫相手があなたのことを考えているならば、離婚するまではお付き合いを始めるようなことはしません。
なぜ不倫という状況になっているか、よく考えることが大切です。
実際に不倫相手と結ばれたとしても、あなたはずっとまた不倫されるかもしれない不安を抱えることになってしまうことも考えなければなりません。
他にも結ばれた後には慰謝料や養育費の支払い、後ろ指を指されながらの生活になることもあるのです。
相手のパートナーにバレたら慰謝料を請求される可能性がある
相手のパートナーにバレてしまう可能性とは日々隣りあわせになります。
そのタイミングはいつかはわかりませんし、急に訪れるかもしれません。
バレてしまうと言い逃れはできませんし、相手のパートナーがしっかり証拠を握っている可能性もあります。
その場合はあなたは慰謝料を請求されることもあり、それを断る権利はありません。
支払いを拒んでも裁判を起こされることもあります。
貯蓄が無い場合は借金をしたり、親や知人に理由を話して援助してもらわなければいけなくなるかもしれません。
相手が支払ってくれる権利もありません。それだけ不倫は金銭面でも多大なリスクがあるのです。
相手のパートナーに無理やり別れさせられる可能性がある
これは不倫が相手のパートナーにバレてしまった時に考えられるリスクになります。
恋愛感情が強くある状態で無理やり別れるというのは、精神的に大きなダメージを負ってしまいます。
別れたふりをすればいい、また復縁すればいいといったことは通用しないと考えましょう。
訳も分からないまま、ある日突然相手とは連絡も途絶えてしまう可能性もあるのです。
二度と会えないまま感情だけを引きずることにならないよう、バレる前に別れる方が得策になります。
職場不倫の場合は解雇される可能性がある
現在では不倫は世間的にも悪いことという認識が広がり、社会的にも許されない状況となっています。
職場内で同僚と不倫していることが公になってしまった場合は、相手もあなたも職場から解雇される可能性があります。
企業によってはそういったことを職場規定で定めている場合もあり、社会的地位も失う確率すらあるのです。
不倫していることが絶対に周囲にはバレていないと考えているのは当事者だけのことが多く、実際は多くの同僚が感づいている可能性もあります。
不倫に対して悪いイメージを強く持っている人や、そういったことが許せない人がその中にいた場合は事実をバラされてしまうこともあるかもしれません。
職場を解雇されるまではならなくても、不倫していることが周知されてしまえば働きにくい環境になることは容易に考えられることです。
不倫相手の心理状況
あなたの目の前では自分だけを見てくれる素敵な恋人かもしれませんが、一度家に帰ってしまえば良き夫・良き妻に戻っているかもしれないのです。
なぜ自分のところにずっといてくれないのか、家に帰ってしまうのか疑問を抱いたこともあるでしょう。
不倫相手がどのような心理状況なのか、様々なケースで解説します。
パートナーとセックスレスだから性欲を満たしたい
もし相手がこういった心理状態だとあなたが気づくことができれば、別れることは難しくないのではないでしょうか。
性欲のはけ口の存在というのはあまりにも身勝手で失礼な行いでもあります。
あなたには何もメリットはありませんし、利用されているだけかもしれません。
相手が男性の場合、その妻が妊娠中だから不倫をしているということもよくあります。
これは出産が落ち着けば元の家庭に戻っていくパターンもあり、短期間利用されてしまう危険もあります。
また体の関係があるということは、常に妊娠の危険とも隣りあわせなのです。
妊娠がわかった途端に相手が逃げてしまう可能性もあるのです。
そういったリスクがあることも考えて行動しなければいけません。
パートナーが異性として見てくれないから
これは相手の家族に子供がいることが考えられます。
相手のパートナーが子育てに忙しいからといった理由や、子供ができてから異性として見られなくなったということはよくあることだからです。
特に子供が小さいうちにこういった状況になることが多く、子供の成長とともに夫婦関係が改善されることもあります。
そうなってしまえばあなたが捨てられる可能性もあり、不倫相手は何事もなかったかのように家庭に戻っていってしまうのです。
その時はあなたが辛い思いをしてしまうため、そうなる前に別れる覚悟が必要になります。
パートナーと喧嘩した時に逃げ込むところが欲しい
相手が家に帰りたくない時に逃げる場所として、あなたが利用されている場合もあります。
相手が夫婦喧嘩の最中のため家に帰りたくないということは、喧嘩をしていない時は家に帰るということにもなります。
そのため相手の状況次第で会うタイミングが決められてしまい、あなたが会いたい時には会えないといった都合のいい不倫相手になってしまいます。
また相手のパートナーが喧嘩した時どこに行っているのか疑問を抱きやすくなり、関係がバレてしまう可能性も高くなります。
そのような関係はリスクが多いばかりで何もメリットが無いことを理解しなければなりません。
不倫相手と別れると決心するための方法
不倫相手と別れたいと考えても、なかなか決心をつけるのは簡単なことではないでしょう。
ですが不倫関係を続けていくことで余計に別れることが困難になってしまったり、あなたが抱えるリスクというのは増えていく一方になります。
どうすれば別れる決心がつくのか、その方法を解説します。
バレてしまった際のリスクを真剣に考える
不倫がバレてしまった時のリスクはいくつか紹介しましたが、他にも多々あるのです。
リスクは自分一人だけが背負うものだと考えているかもしれませんが、状況によっては多くの人に迷惑をかける可能性があります。
例えば相手の家族と自分の家が近くにあった場合、近所の人や友人・知人にも不倫の事実が知れ渡ってしまうこともあります。
そうなってしまうと悪者になるのはあなた一人の場合もあり、多くの人と疎遠になってしまうかもしれません。
また親や兄弟、親戚までもが同じ生活圏内にいた場合、または人の噂であなたの不倫の事実が話題になってしまえば迷惑をかけてしまうことにもなります。
関係のない人にまでも迷惑をかける可能性があることを真剣に考えなければならないのです。
他に好きな人を作る
これはどうしても別れる決心がつかない時や、別れるきっかけがない時におすすめの方法にもなります。
不倫をしている最中というのは意外にも視野が狭くなっていることもあります。
独身であれば他に好きな人をつくったり、恋人を探すことは何も悪いことではありません。
あなたのことを大切にしてくれる人がいれば、現在の不倫している状況が無意味だと気づくかもしれません。
独身同士であれば人前でも堂々とデートが出来たり、付き合っていることを隠す必要も無くなります。
人からも祝福され、幸せな結婚も夢見ることができるのです。
そういった希望がこの先にあることを想像して、相手と別れる決心をつけましょう。
不倫相手の心理状況を考える
相手が家にいる間は連絡することができない、いつも限られた時間しか会うことができない、人前で一緒にいることができない、などあなたにはたくさんの不満があるのではないでしょうか。
ですがこれらは相手にとっては何も気になることではないかもしれません。
相手が家庭に戻ってしまえば、あなたのことは忘れているかもしれません。
都合のいい相手であるからこそ、関係が続いていっているのです。
あなたがわがままを言わないから、離婚を求めてこないから、その場しのぎで騙されている可能性が高いのです。
不倫相手が何を考えているのか、冷静に分析してみると簡単に別れる決心がつくかもしれません。
不倫相手が別れたがらない場合の対応
せっかくあなたが別れる決心をして、その決意を相手に話しても簡単に納得しないことも考えられます。
本当にあなたのことを考えているのであれば、不倫関係を継続させることはあり得ないのです。
一度決心がついたならば別れるまで、しっかりとした精神で対応することが大切です。
甘い言葉に惑わされないよう、別れたがらない相手への対応を紹介します。
会う回数や連絡の頻度を減らす
これは徐々に相手の心理を変えていく方法です。
あなたが自分に依存していないとわかったり、気持ちが離れていることを理解させていくのです。
今まで相手の約束にほとんど従っていた場合は、三回に一回、二回に一回と徐々に断る回数を増やしていきます。
多少時間は掛かるかもしれませんが、急に関係を解消して相手が別れることに納得しないままになってしまうと後々トラブルが発生することも考えられます。
あなたが都合のいい相手ではないこと、そう簡単に会えるわけではないことがわかれば関係が解消できるかもしれません。
この方法で大切なことは、あなた自身も固い決意を持たないと簡単に以前の関係に戻ってしまうので注意しましょう。
連絡をブロックして会うことを拒絶する
別れる決心をしたあなた自身が、決意が揺らいでしまいそうな危険がある時は連絡を取れなくする方法がおすすめです。
相手から連絡が来る場合は着信拒否やメールの受信拒否などの手段があります。
現代ではSNSでも簡単に連絡が取れるようになってしまうため、こちらもブロックしておくなどの対処が必要です。
あなた自身も連絡先を消去するなどの工夫をし、会いたくても会えない環境にすることで時間が解決するのを待ちましょう。
引っ越しをして押しかけてきても会えないようにする
もし別れたいと相手に伝えても会いに来たりと、別れに応じてくれない場合も考えられます。
自宅に会いに来られてしまうと、新しい生活を始めるのも難しくなってしまいます。
せっかくの決意が無駄になってしまうのは避けなければなりません。
引っ越しはお金も掛かってしまいますが、不倫がバレて仕事を失ったり慰謝料を請求されるよりはダメージを少なくすることはできます。
相手が押しかけてきても会えない環境にすることで関係が長引くのを解消することができますし、相手もあなたの決心が理解しやすく諦める決心がつけやすくなります。
あなたの気持ちをリセットするためにも、引っ越しによる新生活はおすすめです。
まとめ
不倫相手と別れるのは状況によってはとても難しいものです。
ですが一時の感情に任せて長期間不倫関係を続けていくことは精神的にも肉体的にも大きなダメージが残ります。
他にも不倫がバレてしまうと失うものが多くなるだけではなく、突然一人でたくさんの責任を負うことになります。
できるだけ早く別れることができるよう対処することが大切です。
トラブルにならないよう、自分や相手に合った方法を実践しながら対応するようにしましょう。
コメント