探偵調査においては「素行」という言葉が頻繁に聞かれることだと思います。
調査する人のことは探偵員とも調査員とも呼ばれますが、彼らは基本的には対象となる人物の日々の生活からスタートするものです。
素行調査とはこの日々の生活の調査のことを指します。
基本的には素行は「良い」と「悪い」で評価されるものとなっています。
また「問題がある」、「問題がない」という言われ方をすることもあります。
ここではそのような素行に関して解説していきましょう。
素行とは？
先ほども紹介した通り、素行とは調査対象の日々の生活のことを指します。
酒癖が悪い、また異性関係にだらしがない、ギャンブルにはまっているなど、社会的に褒められないような部分のことを、探偵調査では特に指す場合もあります。
素行の語源について
素行という言葉の語源についてですが、これは「平素の行状」というものです。
行状という言葉には「行の様」という言葉があり、また平素とは「いつも」「普通の生活」という意味があります。
つまり社会的に取り繕っている性格や生活ではなく、まさにその人の素の部分、つまり私生活での行動を指す言葉です。
近年では悪いイメージのある普段の行いのことを指す場合も多いですが、もちろん良い行いの場合も素行という言葉は用いられます。
素行調査とは？
探偵調査における素行の調査には様々な事項があります。
先ほども紹介した通り異性関係やギャンブル、酒癖に関わる部分から、暴力的な性格を持っている、また金銭関係にだらしがないなどの、悪い部分に焦点があてられることが多いのが現実です。
個人ではこのような部分は、知りたいときにすぐ知ることができるものではありません。
探偵はプライベートの行動や交友関係などに関して、個人では特定できないような対象者の日常行動を詳しく調査します。
尾行や張り込みというアナログな手段から、近年ではインターネットを駆使したデジタルな手段を取ることも多くなっており、このようなところから探偵は対象の素顔を調査しています。
まとめ
ここまで素行という言葉の語源から、探偵の調査方法に至るまで、様々な事柄を紹介してきました。
誰しも他人の普段の行動を知らなければならないような状況に陥ることは、可能性としては考えられます。
婚約相手の性格に心配がある、結婚したはいいけれど相手が浮気しているようだ、などのケースは珍しくありません。
またそれ以外にも個人的な理由の場合もあるでしょう。
このような場合には個人で調査しようとするよりも、やはりプロである探偵に調査を利用するのが良いとされています。
コメント