探偵事務所の仕事は違法だと思っている方もいますよね。
ですが探偵事務所はちゃんとしたお仕事です!
しかし調査方法によって違法になってしまうこともあります…。
調査方法や調査内容の紹介をして違法か違法じゃないかを説明します!
探偵事務所は合法!もちろん依頼をするのも合法です!
探偵業は法律で認められている合法な仕事です。警察のOBの方も働いています。
「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)」が2007年に執行され、これにより探偵業を始める際には各都道府県の公安委員会に届出を必ず出すことになりました。
そうすると探偵届出証明書が交付されるので、届出を出しているのか確かめたいときは、探偵届出証明書を確認しましょう。
また、基本的に探偵事務所はルールを守って合法な調査を行っているので、探偵事務所や興信所に依頼することも違法なことではないのです!
探偵が行う一般的な調査方法
証拠を集めるためにはまず調査をしますよね!
調査方法を知っていれば安心して依頼することが出来るでしょう。
盗聴する
盗聴はしてはいけないと思いがちですが、盗聴自体は違法なことではありません。
ただ、盗聴した情報を漏らしてしまうと罪に問われてしまいます。
ですが基本的に盗聴したものを聞くだけでは罪にはならないのです!
盗撮する
写真を何枚か撮っているだけでは罪には問われません。
ですが撮影した写真・動画が誤解を生むような写り方をしていた場合は違法になってしまう恐れがあります。
例えばスカートの下から故意に写真を撮っている、などです。
尾行する
駅から家の近所まで同じ方向に歩いていく人はよくいますよね。
それと同じようなことでただ後をつけているだけでは違法なことにはならないのです。
そんな探偵でも違法になる調査方法があります
一部、違法な調査を行う探偵事務所もいます。
そのような探偵事務所には依頼しないようにしましょう。
どのような調査か紹介します。
不法侵入
証拠を掴みたいと対象者が浮気相手と入っていったマンションのエントランスまで追いかけて写真をとってしまうと不法侵入になってしまいます。
庭や駐車場なども勝手に入ってしまえば不法侵入で訴えられてしまうでしょう。
器物破損
盗聴は罪に問われないと先ほど紹介しました。
ですがその盗聴器を仕掛ける際に電話機などを分解してしまうと器物破損で罪に問われてしまうでしょう。
壊しているわけではなくても他人のものを勝手に扱うことは違法な行為となるでしょう。
GPSを仕掛ける
夫婦で使用している車にGPSを取り付ける際、夫婦間での取り付けは違法ではないですが、探偵が取り付ける場合は所有者でないため罪に問われる場合があります。
また車からGPSを取り外そうと敷地内に入った探偵が、不法侵入罪で捕まった例があります。
手こずり車に傷をつけてしまえば器物破損になってしまうこともあるでしょう。
探偵が引き受けることのできる調査は?
探偵事務所が引き受けてくれる基本的な調査を紹介します。
引き受けてくれる調査を知っておけば探偵に依頼しやすいのではないでしょうか?
浮気調査
浮気調査は尾行や張り込みをして写真などの証拠を集めます。
ラブホテルは探偵社側が利用してしまえば中に入って対象者を撮影してもなんの罪にも問われません。
素行調査
素行調査は張り込みや聞き込みなどで対象者を調査します。
基本的な調査方法には違法性はありません。
ですが勝手に家に侵入して個人情報を探し出すことは違法です。
人探し
張り込みや聞き込み、尾行をして人探しをします。
素行調査も人探しも個人情報には気を付けなくてはなりません。
「個人情報保護法」があり個人情報を入手するのは厳しく制限されています。
企業信用調査
企業信用調査は企業について調査します。
取引をする際などに当たり前のように行われているのです。
いじめ実態調査
いじめ実態調査は録音・録画や聞き込み、証人・証言の収集をします。
プライバシーがあるので録音・録画には気をつけなくてはなりません。
ストーカー実態調査
ストーカーをしている相手が特定されている場合は尾行や張り込みをして証拠を集めます。
ストーカーが特定できていない場合は依頼者周辺を張り込み不審人物を探し出すところから始めます。
張り込む場所や、個人情報の扱いに気を付ければ違法になることは全くありません。
探偵が依頼を断る調査の内容は?
では、探偵が絶対に引き受けてくれない調査とはどのような調査なのでしょうか。
依頼されても違法になってしまう調査はできません。
第三者のプライバシーを侵害する行為
「対象者のことが知りたい」と対象者の周りの人(第三者)に、聞き込みをしたり情報を得るために過剰な調査を繰り返すことは第三者へのプライバシーの侵害と言えるでしょう。
探偵事務所は相手のプライバシー関係なく調査をすることはできないのです。
電話番号の持ち主を調べる行為
電話番号からその持ち主の個人情報を手に入れるのは個人情報保護法です。
個人情報を漏らしてしまう調査はしないでしょう。
また、電話番号から情報を得て、不正な行為をする人もいるのです。
特定の地域出身者を調べる行為
素行調査を依頼するとき、どこで生まれたかの情報を知ることも出来ると思っていませんか?
ですがその調査は部落差別(特定の地域に住む人を差別していた問題)になってしまうのです。
なので地域出身地を調べることは出来ません。
反社会的組織・団体からの依頼
反社会的勢力からの依頼を受けると調査員が事件に巻き込まれてしまうケースがあります。
対象者を探し出すことに成功したら、依頼者たちが対象者に危害を加え始めることなどがあります。
そのようなことに巻き込まれないためにも依頼は引き受けません。
その他犯罪につながる恐れのある調査
男性が探してほしいと依頼してきた相手がストーカー被害者であったり、裸の写真を撮って街中にばらまいてほしいというような犯罪になり得る調査は断ります!
こういう探偵事務所は違法です
違法な探偵事務所もあります。
依頼をする前に以下のことを確認しましょう。
違法行為を勧めてくる探偵事務所
ほとんどの探偵事務所は違法な調査はしませんし依頼者が頼んでも断るでしょう。
探偵社が違法行為をするから大丈夫!ではないのです。
共謀罪が依頼者に適応されてしまうこともあります!
届出を出してない探偵事務所
探偵事務所は必ず公安委員会に届出を出さなくてはなりません!
出していないところは悪徳です。
怪しく感じた場合には探偵業届出証明書を見せてもらうのが良いでしょう。
欠格事由のある者が代表者をしている
前科を持って5年以内の者、暴力団員や暴力団員を抜けて5年以内の者、またここ5年間で営業停止処分を受けたものや未成年者が欠格事由です。
その者たちが代表を務めている探偵社は違法です。
名義貸し行為
他人に探偵業の看板を貸して営業をさせるのは違反行為でしょう。
貸している探偵社もですが借りている相手も当たり前ですが違反行為です。
守秘義務違反
探偵事務所は守秘義務があります。
調査で得た情報を第三者に絶対に漏らしてはいけません。
情報を悪質なことに利用する探偵事務所もあるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
探偵事務所は違法ではないですが、違法になってしまう調査方法もあります。
違法行為をせずにしっかりと調査結果を手に入れてほしいですね!
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