探偵の料金は弁護士費用などと違って、相場がわかりにくいところがあります。
実際に興信所や探偵事務所に相談に行くと、ホームページに書いてある価格と違うなと感じることがあります。
実際に探偵の調査費用、興信所の料金の相場はいくらでしょうか、どのように計算されるのか、解説していきます。
探偵2~3名の1時間あたりの費用を知ることの重要性
まず探偵への調査料金を把握するときに大切なのは、探偵2~3名が調査した時の1時間あたりの料金です。
なぜ2~3名の料金が大切なのかを説明します。もし探偵が1人だった場合、トイレなどのタイミングで調査対象を見失ってしまいます。
探偵の調査は一瞬の決定的瞬間を逃さないことが大切なので、これでは高い調査結果を期待できません。そのため、基本的に探偵の調査は複数人で行われます。
しかし、3名以上に探偵を増やしてもあまり調査結果に変化がないという問題があります。そのため探偵の調査は2~3名で行われることが多く2~3名の1時間あたりの費用を比較することが有効であると言えます。
2~3名での興信所の料金相場
機材代金や報告書作成料金など最低限のオプションを(付加料金)つけ、2~3名の探偵に調査を依頼した場合の相場は
探偵2名1時間15,000円~22,000円
探偵3名1時間22,000円~33,000円
ほどです。
付加料金には気をつける!興信所への依頼時の注意点
付加料金は見落としがちで想像と実際の値段が大きく違う原因になります。
その中でも注意したい付加料金が、最低調査時間と繰上げ時間です。
興信所の定める最低調査時間
例えば最低調査時間が5時間の興信所Aと10時間の興信所Bに5時間の調査を依頼したとします。
どちらも1時間あたりの単価が同じ20,000円だとしてます。この時の料金はどうなるでしょうか。
興信所Aの料金は5時間分の100,000円です。
しかし興信所Bは10時間分の200,000円になり2倍の差が出てしまいます。
興信所の定める繰上げ時間
探偵の調査時間の繰上げは30分~3時間単位と幅があります。
ここでも1時間あたりの単価が同じ20,000円で計算してみましょう。興信所Aの繰上げ単位は30分で興信所Bの繰上げ単位は3時間です。
もし5時間の予定が、20分調査時間を繰上げた場合の料金はどうなるでしょうか。
興信所Aの料金は110,000円で興信所Bの料金は160,000円と5万円もの差が出てしまうのです。
興信所の浮気調査の料金相場
またこれまでのことを考慮した浮気調査の料金相場を紹介します。
1日7時間2名の探偵が3日間調査した場合(最低限の付加価格も含めた金額)の金額は30~40万になります。
浮気調査の期間の決まり方
浮気調査は1日で終わることもあれば数ヶ月かかることも珍しくありません。
これらの要素も浮気調査の料金に影響する要素ですので自分の場合どうなるか考えてみてください。
対象者の浮気頻度
例えば、毎日のように密会をしていたり、浮気しているような場合は、1日や数日の調査で終わることもあります。
不倫相手と会うのは月に一回などと決めて不倫している場合は、調査が1ヶ月から数ヶ月かかってしまうことになります。
対象者の職業、行動パターン
対象者がオフィス勤めの会社員だったりすると、仕事中は浮気が難しいので、調査は夜のみなどと絞っていくことができます。
しかし、営業マンのように時間が自由であったりすると1日中浮気の可能性があり調査時間を絞ることは難しくなります。
対象者の警戒心の強さ
対象者の警戒心の強さも調査期間や調査料金を増やしてしまう大きな要因です。
以前にも探偵に調査を依頼して、尾行がバレている場合などは非常に警戒心が高いことが多いです。
さらに対象者がもともと神経質であったりすると尾行が難しくなり、調査期間が長期に及ぶことがあります。
調査前からわかっている情報量
調査前からわかっている情報量が多いことは非常に大切です。
例えば、平日は浮気しているそぶりは一切ないけど、毎週末怪しい嘘をついて浮気相手とあっていそうとわかっていれば、浮気調査は週末のみですみます。
探偵の調査スキル
これは非常に大切なことですが、調査の値段が2倍だから調査能力が2倍とは限りません。
単に調査能力が低く余分にお金がかかったりすることも少なくありません。
興信所選びで大切なポイントは調査実績で選ぶことです。
興信所の見掛け倒し、完全成功報酬問題
最後に気をつけなければいけないポイントがあります。
これは見掛け倒しの完全成功報酬型と呼ばれるものです。
完全報酬型とは成功条件を達成できなかった場合、一切お金がかからないことを言います。しかしこの完全報酬型の問題として、成功条件が曖昧な条件だったりする完全報酬型とは言えないようなものもあります。
正しい完全成功報酬型
具体的に説明します。まず本来の完全成功報酬型は、料金は当初の取り決め通りの定額で、証拠がなければ諸経費も含み料金は無料。
そしてこの証拠は、浮気調査の場合、裁判で勝てるもの、という取り決めがあるものです。
曖昧な完全成功報酬型
これと比較して、曖昧な成功報酬型の成功条件を見てみましょう。
よくある曖昧な成功報酬型の条件は、尾行が成功すれば証拠がなくても成功とする、浮気をしていなかった場合成功とする、料金が定額でないためどんどん値上げして、途中でやめた場合は成功とする、などの条件があります。
これらの条件は本当に尾行がなされたかの照明が難しく、曖昧に成功と宣言されてお金を払わせられるというケースがあるようです。
はじめに成功条件をしっかりと確認してから依頼するようにしましょう。
まとめ
興信所の料金の計算方法や相場、また多くの方がきになる浮気調査の相場について解説しました。幾つかの注意点をしっかりと注意すれば興信所は便利なものです。みなさんがトラブルに巻き込まれないことを願っています。
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