パートナーの浮気など、悩みを解決したくて探偵社に依頼したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。親身になって依頼人の相談に乗ってくれる心強い探偵社が多いのは確かです。
ですが、そんな依頼人の悩みに漬け込み、依頼人を騙す悪徳探偵が増えているのも事実です。
普段探偵社など身近なものではないので、いざ依頼するとなるとどのように悪徳探偵だと判断すればいいのかわかりませんよね。
今回はそんな悪徳探偵に騙されないために、悪徳探偵の特徴や見分け方を解説します。
依頼者を騙す悪徳探偵が増えている!
探偵社・興信所でのトラブルは日々増えているのが現状で、国民生活センターには多くの相談が寄せられています。
上記のように、悪徳探偵に依頼して被害にあわれる方は年々増加しているのです。
依頼人の目に見えないところで調査が行われるのをいいことに、悪徳探偵は好き勝手出来ます。本来、探偵は悩んでいる依頼人に親身になって手を差し伸べるべき仕事のはずですよね…。
依頼人を騙してまで悪徳探偵が増え続けていく理由とは何なのでしょうか?
悪徳探偵に依頼するとこんな被害にあう
悪徳探偵に依頼することによって被害にあう方々が増加しています。依頼人はどのような被害にあってしまうのでしょうか?
お金を受け取って姿を消してしまう
契約を結ぶまでは丁寧な対応をしてくれていた悪徳探偵は、契約を結んだ瞬間に姿を消します。
「あんなに親身になって相談に乗ってくれていたのに…。」と思っていても、悪徳探偵は初めから調査する気などなくお金を手に入れたことにより依頼人に用はなくなるのです。
お金を無駄に払わせられる
初めに提示された料金のみで調査をしてくれると思っていたのに、無駄な追加調査をして料金を無駄に請求します。
依頼人がどういうことだと反論しても「調査した分を請求しているだけだ」と大きな態度で接してくるでしょう。
調査をしない
依頼人は探偵が調査をしている姿を見ることはないですよね。それをいいことに悪徳探偵は適当な調査をしたり、また調査をしないこともあるでしょう。
調査をしなくても証拠はいくらでも偽造することが可能なので、悪徳探偵は調査を放棄します。
悪徳探偵は3つのタイプに別けられる
悪徳探偵には3つのタイプがあり、それぞれ狙いがあるのです。
一つ目は、初めはいい顔をして依頼人を安心させ、いざ契約を決めたら姿を消して金銭を持ち逃げする悪徳探偵。
二つ目は、元々提示していた料金に費用を上乗せして、反論すれば払うのが義務だと圧力をかけて上乗せした金銭を請求する悪徳探偵。
三つ目は、適当に調査をしているふりをして、さも私たちは調査しましたよと嘘の調査報告書を作成する悪徳探偵。
結局のところ、最終的な目的は「お金」だということですよね。
悪徳探偵社の特徴とは?
では、そんな悪徳探偵の特徴を紹介します。
悪徳探偵ならではの手口がいくつもあるので、特徴をしっかり覚えておきましょう。
探偵業の届出が出されていない
探偵社は事業を始める際、公安委員会に届出をしなければいけません。
届出をすれば探偵業届出証明書が交付されるのでちゃんとした探偵社だと判断することが出来ます。しかし悪徳探偵は、届出をしないので探偵業届出証明書がありません。
多くの探偵社は届出証明書番号をホームページや事務所に記載・提示しているので、もし届出証明書番号がない場合は悪徳探偵だと判断していいでしょう。
成功率100%を掲げている
どんな探偵社にも調査が100%成功することはないと思ってください。
いくつもの調査をしている調査員でも少しのミスを犯してしまうことももちろんあるでしょう。「100%成功します」と主張する探偵社はまず嘘をついています。お金を得ることだけを考えて、必ず成功すると依頼人を騙しているのです。
過去に行政処分を受けている
契約時に調査内容や料金等の説明を怠ったり、探偵業届出番号を依頼人に提示せずに契約を結ぶと探偵社は探偵業法違反になり、行政処分を受けるのです。
公安委員会は探偵業法違反等によって営業停止命令・廃止命令等を行った探偵業者を掲載しています。なので各地域の公安委員会の情報をチェックして過去にトラブルを起こしている探偵社はないか確かめてみましょう。
調査報告書を適当に作成する
探偵に依頼するうえで調査報告書というのはとても大事なものです。
いつ・どこで・誰が・何をしていたのか、など、法的にも有効な情報が記載されていなければ意味がありません。そんな調査報告書を悪徳探偵は適当に作成します。
証拠の写真は記載されていなかったり、偽造した調査報告書を作成したり、そして調査報告書を作成しないという悪徳探偵も中にはいます。
無理やり契約させる
探偵はそう簡単に依頼できるほど費用が安いとは言えませんし、相談をして話を聞いたうえで依頼するかどうか決めたいですよね。
ですが悪徳探偵は依頼人の意思を無視して無理やりにでも契約を結ぼうとしてきます。
依頼人の気持ちを尊重してくれる探偵社は「じっくりと検討してください」と優しい言葉をかけてくれるので、契約を急かすような探偵社は悪徳探偵です。
手を抜いた調査を行う
依頼人は調査した姿を見ることをしないので、悪徳探偵は適当な調査をしたり、まったく調査を行わなかったりします。
調査をしていると思い込んでいる依頼人はでたらめな調査報告をされても、まさか調査していないとは思わないので結果を受け入れてしまいます。
契約後に連絡が取れなくなる
契約までは依頼人の相談に親身になって聞いていても、いざ契約が決まれば姿を消してお金だけを奪っていきます。
元から調査を行う気なんてなく、連絡がつかなくなるだけでなく事務所ごとどこかに行ってしまうのです。
調査を中止することが出来ない
調査対象者が遠くに越してしまったりケガで入院してしまったりなどの事情により調査を続けることが出来なくなる場合もあります。
基本的には調査が可能になるまで待つことがほとんどですが、悪徳探偵は調査を中断することなく行い、元々依頼していた調査期間を勝手にやり終えます。
無断で調査を延長させる
調査が長引いてしまう際は延長料金が発生するので、依頼人に確認をしてから行うのが当たり前のことです。
ですが、悪徳探偵は勝手に調査を延長させて追加の料金を請求します。無断で調査を行い料金を請求するのは違法行為なのでれっきとした犯罪に当たります。
違法な調査を行う
何でも調査してくれそうな探偵社も、違法な調査を依頼されたら断りますが悪徳探偵は違法な調査でも関係なく引き受けます。
依頼人も罪に問われてしまうリスクがあるにもかかわらず、悪徳探偵はお金のために違法な調査を受けるでしょう。
他の探偵社を悪く言う
「○○探偵社よりもうちの方がいい調査をしますよ。」「○○探偵社は全然よくないですよ。」などと他の探偵社を下げる発言をする探偵社は悪徳探偵です。
自分の探偵社で契約をさせるのに必死で他の探偵社を悪く言って評判を落とそうとするでしょう。ちゃんとした探偵社は依頼人のことを考えていますが、悪徳探偵は自分のことしか考えていないのです。
個人情報を流出させる
探偵には依頼人の個人情報やプライバシーを守る、守秘義務というものがあります。
ちゃんとした探偵社は調査が完了したら個人情報は破棄しますが、悪徳探偵は名簿作成業者に売ったりなどと悪用するでしょう。
プライバシーなど悪徳探偵にあるわけがないのです。
契約させるために借金をすすめる
依頼人の予算より調査の見積もりが高く費用が足りなくなってしまった場合に、消費者金融を紹介して借金をさせようとする悪徳探偵がいます。
当たり前ですが普通の探偵社でしたらそんなことはしません。
またその消費者金融も仲間で一緒に依頼人を騙す可能性が高いので、絶対に費用が足りないのであれば他の探偵社を当たるべきです。
高額な金額を請求する
元々探偵の調査費用というのは簡単に依頼できるほど安いものとは言えません。
ですが、調査費用には相場があり調べれば出てきますし、他の探偵社の調査料金と比較することが出来ます。他の探偵社と比較したときに費用が格段に高いとなると悪徳探偵と言えるでしょう。
実際に体験した悪徳探偵の実態
悪徳探偵の特徴をあげてみましたが、このような悪徳探偵を実際に体験した方がいます。
実際の体験談を紹介します。
しっかりとした調査を行ってくれないケース
旦那の浮気に悩んだ女性は、「旦那の浮気の証拠を掴んでください」と悪徳探偵に依頼しました。
実際に悪徳探偵が行った調査は適当なものでしっかりとした証拠を掴むことが出来ませんでしたが、女性はしっかりとした調査を行ってくれていると思っていて、調査完了の連絡が入ると晴れた気持ちで探偵社に向かいました。
ですが実際に調査報告書を見ると、決定的な証拠となる不貞行為の写真は記載されてなく本当に調査をしていたのかわからないような内容の調査報告書でした。
そこで女性は悪徳探偵に依頼してしまったと気づいたそうですが、調査を行ったのだからと料金は支払わなければいけなかったそうです。
把握していない追加の料金を請求してきたケース
パート終わりの妻の帰りが遅いと浮気を疑った男性が、1日3時間の調査を悪徳探偵に依頼しました。
元々提示された料金に納得をして依頼したので、調査にかかるすべての費用を把握していたつもりでいたそうです。
ですが調査が終わり提示された料金よりも高い費用を請求され戸惑っていると、「調査を延長したので追加料金がかかります」と言われたのです。
勝手な判断で行った事なのに料金を払わなくてはいけないことに反論をしても、調査を行ったことに変わりはないと延長料金はしっかりと請求されてしまったそうです。
証拠が法的に有効ではなかったケース
旦那に浮気をされた女性が離婚をすると決め、確実な証拠を掴んでほしいと悪徳探偵に調査を依頼しました。
調査をしてもらい、いざ証拠を確認したら旦那と浮気相手が2人で歩いているだけの写真や楽しそうに会話しているであろう写真しかありません。
離婚をしたい場合、裁判になったら法的に有効な不貞行為の証拠がないとダメだと知っていた女性はこれでは意味がないと訴えかけましたが、悪徳探偵は「浮気をしているであろう写真は撮りましたよ」と言いました。
普通探偵ならどのような証拠が法的に有効な証拠であるかの判断がつくはずです。
なのにただ2人が並んで歩いている写真を「証拠ですから」と言う調査員に女性は悪徳探偵だと気付き落胆しました。
それでもしっかりと調査費用は払わされてしまったのです。
優良探偵社を見分けるチェックリスト!
では、そんな悪徳探偵に引っかからないためにどのような探偵社を選べばよいのでしょうか。
チェックリストに当てはまる探偵を探しましょう!
- ホームページ等に探偵業の届出を掲載している
- 所在地がハッキリしている
- 過去に行政処分を受けていない
- 料金についてしっかり答えてくれる
- 調査成功率100%と謳っていない
- 調査料金が高すぎ・安すぎではない
- 他の探偵社を悪く言っていない
- 依頼相談を事務所で行う
- やたらと予算を聞いてこない
- 調査報告書のサンプルを確認させてくれる
もしあなたが探偵に依頼したいと考えているのなら、悪徳の探偵社には絶対に気を付けてくださいね。しっかりと見極めれば、あなたの悩みに寄り添ってくれる素敵な探偵社と出会えるでしょう。
よくあるご質問FAQ
- 悪徳探偵はどこに潜んでいますか?
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悪徳探偵は主にTwitterなどの「SNS」で集客をしています。Googleなど検索による「広告」にも注意です。
- 悪徳探偵は「口コミ」から見抜けますか?
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知識がないと見抜けません。ですが、悪徳探偵の口コミの特徴として、他の探偵に比べても口コミの件数が以上に多く、評価も全て星5つです。理由は「口コミ」を購入しているからです。