『消えていなくなりたい』と一度でも思ったことがある人は多いのではないでしょうか。中には、本当に失踪してしまう人もいるようです。
なぜ、失踪という形を取らなくてはいけなかったのか、人それぞれの事情もあるでしょう。
一度世間から消えると決めたならば、見つからないような努力も必要となってくるようです。今回は、見つからない為に必要な方法をご紹介していきましょう。※当サイトは失踪を勧めるものではありません。
日本の年間の失踪者数
日本での年間失踪者数は約8万人から10万人にも上ると言われています。年齢的な偏りはさほどないものの、10代~20代が3分の1を占めると言われています。
人生にとって一番楽しい時間であるこの年代がなぜ3分の1の割合で失踪してしまうのでしょうか。
主な原因は、家族関係の不和や仕事から逃げる、疾病による不安などが考えられますが、実際のところはほとんどが理由不明のようです。
失踪者の中にはなぜいなくなったのか理由がわからないケースも多く、人によってその背景は異なります。原因に思い当たることがなく、ある日、突然目の前から家族や友人がいなくなってしまうケースもかなり多いようです。
今の社会から確実に失踪する方法
現代社会に嫌気が差し、この社会から離脱したいと考えた時、一体何から始めれば良いのでしょうか。
失踪前に準備しておくことや失踪中に注意しなくてはいけないことの2つに分けて詳しく解説していきます。
失踪前に準備すること
失踪を決意した時に、まずしておかなければいけないことや準備しておかなければならない物についてまとめました。
知人との関わりやSNS上での関わりを減らしていく
最近ではSNSをしている人が増えています。交友関係が広がったり、懐かしい友人や知人と繋がることができるツールとして活用している人も多いでしょう。
しかし、失踪に対してはちょっと厄介な存在でもあるのです。その為、なるべくSNSでの関わりを減らしていくことから始めましょう。
すぐに関わりを減らしてしまうと憶測で話が回ってしまうこともありますので、徐々にフェードアウトしていくことがポイントです。気付いたら関わりがなくなったレベルにまでSNSでの関わりを減らしていきましょう。
関わりを断つ為には、電話に出なくすることやLINEやメールなどに返信をしない、SNSの更新をストップするようなことをイメージしてください。今まで頻回にやりとりがあった人物に対しては忙しくなるなどの理由を付け加えておくことも良いでしょう。
資産運用会社を作る
疾走する準備として、失踪後のお金のやりとりに対しても準備が必要です。仮に行方不明として捜索されることがあった場合に、お金の引き出しなどから足がついてしまうことがありますので、事前準備は欠かすことができません。
そこで役立ってくれるのが、資産運用会社。運用会社というのは、銀行や証券会社などの販売会社が投資家に販売する投資信託を開発して運用している会社のことを言います。顧客が投資信託を購入することで、信託財産として信託銀行に預けられ、運用を運用会社に委託することができます。
このように自分の財産などを運用会社に預けることで自分が何もしなくても運用してくれることが期待できるのです。
できる限り多くのお金を用意する
失踪をする際には現金が必要となってきます。クレジットカードやキャッシュカードなどの使用は足がつくことが多い為、見つかりたくない人にとってはタブー。宿泊費や食費、移動費などの失踪中の生活の為に使える現金を準備してください。
どれぐらいの金額を用意するかは人によって異なりますが、平均して20~30万程度の現金を持って失踪することが多いようです。
どれぐらいの間、働かずに生活をするかなど目安を設け、それに必要な経費を割り出してみましょう。人によっては100万円単位の現金を用意してから実行している人もいるようですが、必要最低限の現金のみを持って失踪してしまう人の方が多いようです。
生活に困らない為の現金を用意しておくと安心です。
失踪宣告書を書く
家族や友人などが失踪者に対して、突然いなくなった理由は何か犯罪に巻き込まれたのではないかと心配し、警察に捜索願が出されてしまうケースがあります。
あくまでも失踪は行方不明ではあるものの、自分の意志で出ていくものですから、事前に「失踪宣告書」を作成し、出ていく際には置いていくようにしてください。警察に捜索願を出したとしても、この失踪宣告書があることによって積極的な捜索はされなくなります。
失踪宣告書には、誰との関与もないことや事件性がないこと、自殺するつもりはないこと、さらにはいずれ帰る意思があることなどを記載し、日付と氏名を記入しておきましょう。
失踪中に注意すること
失踪の準備をしていても、警察に捜索願を出されていれば、発見されてしまうリスクがあります。
その為、失踪中に注意するべき行動について覚えておきましょう。
支払いは全て現金
クレジットカードやキャッシュカードから現金を引き出してしまうと、その履歴から足がつくことがあります。その為、何を購入するにしてもすべて現金で支払うようにしてください。
特にクレジットカードを利用した場合には利用明細が自宅に届いてしまうこともあります。居場所が確定されやすいのでカード類の使用はやめましょう。
振込が必要な場合は資産運用会社から
やむを得ず、振込をしなくてはいけない場合には、資産運用会社を通して行うことがおすすめです。
自分で振込をしてしまうと居場所が確定されてしまうリスクがある為、運用会社を利用することがおすすめです。
住民票は移さない
借金の取り立てから逃げている場合など、何か自分の生活に不都合がある場合には住民票を移さないようにしてください。
住民票を移してしまうと、今現在いる場所がわかってしまいますので、また逃げなくてはいけなくなってしまいます。
ただし、住民票を移さないことによって、新たな仕事に就きにくいことや免許の更新ができないなど弊害もあるでしょう。
働くときは『最近引っ越してきたばかりで、、』と以前の住民票を出す
失踪者にとって一番困るのが仕事です。仕事を始めようとしたときに、必要書類を用意しなくてはいけないことが多いのですが、その中でも住民票を用意するように言われることもあるでしょう。
その際には、引っ越したばかりでまだ住民票を移動させていないと伝え、失踪前の住民票を出してください。このような事態に備えて、住民票を用意しておくことも必要です。
確定申告はオンラインで行う
確定申告が必要な人にとっては確定申告も足がつきやすい為、注意が必要です。確定申告は住民票がある税務署でしか行うことができないと思っている人が多いようですが、今はオンラインで提出することもできます。
オンラインを使用する際には、専用のリーダーが必要となってきますが、それを購入すれば全国どこにいても申告することができますので利用しましょう。
また、確定申告は郵送することも可能ですが、郵便物から足がついてしまうこともありますし、連絡先がちゃんとしていないと何か不具合があった時に連絡することができません。ネット環境がある場合には、オンラインで提出するのが無難と言えます。
職務質問になるたけ合わないようにする
失踪者はどこか異質な存在であるからか、職務質問を受けることがあるようです。なるべく職務質問を受けないようにすることも必要でしょう。夜の行動は避け、昼の行動を中心に動くようにしてください。
また、いざ職務質問をされた時には旅行者であることを話すのも有効です。万が一に備えて、コンビニの袋を持ち歩いたり、その土地の土産物などの袋を持参しておくと違和感がありません。
まず第一に職務質問されない状況を作ること、またされた時の理由を事前に考えておくことが大切です。
住居は住み込みバイトの寮を利用する
長い期間失踪をするのであれば、住む場所の確保や仕事が欠かせません。しかし、身分を照明できるものが失踪先でなかったり、現金が底をついていると家を借りることすら困難になってしまうでしょう。長い期間失踪をする予定であれば、住み込みができる仕事を探してください。会社が用意している寮や住宅がある場所を選ぶことで、仕事も済む場所も手に入れることができます。住み込みが可能な仕事となるとパチンコ店や肉体労働、ガードマンなどが挙げられます。最近ではハイシーズンの間だけリゾートでアルバイトを募集するリゾートバイトなども住み込みです。また、温泉旅館の仲居という手もあるでしょう。
長期的に失踪する場合には?
短期間の場合なら身の回りの物を持って失踪する方法でも問題ありませんが、長期間にわたって失踪することを考えているのであればあらゆる方法を考えておかなくてはいけません。
名前を変える
名前を変えて新しい自分で生活をしていくという方法もあります。ただし、戸籍を購入して誰かになりすまして生活をするという意味ではありません。あくまでも法的な方法を利用して名前を変えるのです。
改名をする為には、家庭裁判所に改名申請書を送ります。家庭裁判所で申請が受理されれば、申請から1か月以内に家庭裁判所から呼び出しがあります。なぜ改名したいのかなどの理由など質問をされます。
改名が認められれば証書が発行され、役所で手続きをすれば新しい名前での生活を手に入れることができるでしょう。申請はネットから簡単に行うことができます。
海外へ失踪する
借金など人から追われている場合は、海外へ出てしまうのも1つの手でしょう。また、海外と言ってもリゾート地ではお金が続かないこともあるので、発展途上国がおすすめです。このような国では1日の生活費がかなり安く抑えることが出来る為、長期間生活をすることに向いています。
ただし、国によっては言葉の壁があったり、人種差別を受けることもありますし、治安の悪さや仕事を見つけるのが困難なことも多い為、逃亡する予定の国については事前にリサーチしておく必要があります。
失踪することは非常に大変
何かから逃げたい、居なくなりたいと漠然とした気持ちだけで失踪するのは簡単なことではありません。特に借金から追われている場合には相手も色々な方法を使って探しますので、かなりの苦労を負いながらの失踪になるでしょう。
また、金銭的な面で不安が多いのもこの生活のデメリットです。失踪とは自分の今ある人生を放棄することに等しい為、今まで通りの生き方はできません。生まれ変わる覚悟がなければすぐに挫折してしまうでしょう。
非常に大変なことですので、実行する前にはしっかり準備しておくことが大切です。
まとめ
今の社会から完全に失踪する方法についてご紹介してきました。失踪をすると決意したのであれば、事前準備は完璧にしておきましょう。また、残してきた家族や友人などの気持ちがどのようなものか考えることも大切です。
長期間にわたって失踪する場合には金銭面や仕事のことについても考える必要がある為、思い付きで出てしまうと後悔することも多いようです。
何から逃れたいのか、本当にこの社会を捨てても良いのか、行動する前にしっかり考えるようにしてください。
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