人探しといっても、その方法はいろいろあります。
ネットを用いた現代的な方法から警察や探偵に依頼する方法、何かに頼らずに探す方法など状況に適した探し方で探すことが大事です。
探し方によっては条件付きであったり、それぞれの探し方にメリットとデメリットが存在するので、人探し方法ごとにある実行の仕方・良い点・注意点などを知っておきましょう。
それでは、いろいろある人探しの方法とその内容について説明をしてきます。
人探しは早めの動くことが重要
人がいなくなる理由は一つではありませんが、自らの意思で消えたことが確認できない場合は早めに捜索を開始することが求められます。
理由としては、事件に巻き込まれた可能性があるからです。どうしていなくなったのかを考える時間より、捜索する方が先です。
事故か事件か迷子なのか見つかってみないと理由を知ることはできないので、
・いつも帰ってくる時間に帰ってこない
・出かけたきり帰ってこない
・帰るという連絡が入ったのに帰ってこない
・いつの間にか居なくなっている
など、理由が分からないけど帰ってこない・居ない・消えた場合は帰ってくるまで待つのではなく、とりあえず探してみましょう。
理由が何となく分かっていても事件性は否定できないので、念のために探すことをおすすめします。
インターネットを利用した人探し
インターネットは日本のみならず、世界的に繋がっているものです。
普及する前は人が動いて探すしかできず広範囲で探すことが困難でしたが、現代ではインターネットを利用して広範囲で探すことが可能になっています。
Facebookを使った人探し
Facebookは実名登録で利用している人が多いことから、人探しに有効なインターネットツールといわれています。
探している人の氏名を検索窓で検索すると、検索結果が出るのでアカウントとしての存在を確認します。
苗字か名前しか分からない場合や同姓同名が多い場合には、検索結果左側にあるサイドメニューで地名などを選択して検索結果を絞り込むことができます。
探している人らしきアカウントを見つけたら投稿内容を確認したり、メッセージを送ったりして人探しに役立つ情報を得ましょう。
ただ、そもそも見つかりたくない失踪者など、故意的にいなくなった人を探す時には向かない方法です。
無料掲示板を使った人探し
インターネット上には無料掲示板がたくさんあり、Facebookのように登録制の無料SNSと登録しなくても使える無料掲示板があります。
登録制のところも投稿内容がたくさんの人の目に触れますが、登録制でない場合は利用者以外も見ることができます。
不特定多数の人が書き込みを見る可能性があるので、広範囲で探したい時には便利な方法となります。
しかし、不特定多数の人が見るので書き込む内容には注意が必要です。
安全面を考えて住所や連絡先などは書かずに、特徴と氏名のみ書き込むようにします。
尋ね人専用の無料掲示板もあるので、無料掲示板を利用する際はまず専用掲示板から利用すると良いでしょう。
Google+での人探し
Googleといえば検索エンジンですが、検索エンジンの検索欄に探している人の氏名を入力して検索すると探し人が見つかることがあります。
Google+は検索エンジンとしてのGoogleとは違う機能で、簡単に言えばGoogleが提供するSNS機能のことです。
投稿した情報をフォローしたユーザーと共有したり、サークル(グループ)を作ることもできます。
検索ウィンドウで探し人の名前を入れると検索結果が表示されますが、探し人がGoogleに登録していない場合や実名登録していない(ユーザー名が分からない)場合はGoogle+で探すことは難しいとされます。
海外の場合:「iSearch」で人探し
アメリカでの人探しでよく用いられているとされるiSearchは、基本地域はアメリカですが日本国外にいる人を探している時に活用できます。
Googleでも出ないような検索結果が出ることがあり、名前・場所・学校・会社などで検索すると探し人を見つけられる可能性がある人探しサーチエンジンの一つです。
日本人が利用する上で問題となるのは対応言語で、英語が分からないと使いづらいかもしれません。
自力での人探し
人がいなくなった時には、まず自力で探してみる人が多いでしょう。 自力で行う人探しにもいろいろな方法があるので、状況に適した方法を選ぶようにすると後々のトラブルを防げます。
ビラやポスターを使った人探し
ビラやポスターに記載する内容は、行方不明で探しているということ・探し人の氏名と写真・行方不明時の服装・特徴・目撃した際の連絡先です。
多くの場所に配ったり掲示してもらうことで発見率が高まりますが、製作費がかかります。
自分で紙に文字を書いたり写真を貼ったら、枚数が必要になるのでコピーを行います。
コピー代はモノクロの方が安いのですが、写真付きの場合カラーの方が特徴が伝わりやすいので費用が割とかかります。
自宅にカラーコピー機があれば用紙とインクを購入すれば良いので、コンビニなどのコピー機を使うより費用を抑えられます。
知人に聞きまわる
人探しにおいて、聞き込みは基本とされています。
まず始めに探している人のことを知っている人、例えば友人・親戚・学校関係者・職場関係者などに聞き込みを行いましょう。
直接的に関わりはないが存在を知っているであろう友人の友人などにも聞いてもらえるように頼むと、芋づる式で情報集めを行うことができます。
探し人の友好関係などの人間関係を知らない場合や、状況によっては知人たちと関われない場合もあると思います。
そのような時は、別の方法で情報収集をすることになります。
心当たりのある場所を探す
まず、日頃から行く場所である職場や住居の近所を探します。
また、探している人がいなくなった日に行くと言っていた場所やよく行く場所を知っている場合はそこに行ってみましょう。
探し人がよく訪れる場所に行ってみることで、良い手がかりがつかめることもあります。
場所に行くだけでなく、お店の場合はお店の人に、職場の場合は職場の人に言動や様子について聞き込みも行うと良いです。
一緒に住んでいる人や子どもは行きそうな場所を特定しやすいのですが、別で暮らしていて住所が分からない、職場が分からないなどで心当たりの場所がない場合は他の方法を試しましょう。
SNSで拡散する
SNSで探し人の情報を拡散することは簡単にできます。 フォローなどで繋がりのない人にも見てもらうことが可能なので多くの人に探し人の情報を知らせることが可能ですが、載せる内容は探し人の特徴や氏名、探し人っぽい人を見つけた時に連絡をしてほしい連絡先だけです。
住所などの場所を特定できる内容は、安全上避けましょう。
SNSで拡散する時は、まずフォローなどで繋がりのある人に探し人情報と情報を拡散してほしいことを伝えます。
そうすると自然といろいろな人の目に留まり、広範囲で気にかけてくれる人ができます。
発見できた場合は今も探してくれている人がいるといけないので、すぐに無事発見できたことと気にかけてくれた人たちへの感謝の気持ちを伝えましょう。
警察に依頼する人探し
探し人を的確に探してもらえそうな警察ですが、実は探してもらえる場合と探してもらえない場合があります。
依頼方法・操作方法と共に、警察が捜索可能な場合と不可な場合について説明します。
行方不明者届を警察に提出する
提出の前に知っておくべきことは、捜索願いを提出できる人と提出に必要なもの及び情報です。
提出できる人は、探し人の保護者・配偶者・親族・共に暮らしている人と決められています。
提出に必要となるものは、提出する人の身分証明書・印鑑・探し人の写真です。
捜索願いを出す警察署は、失踪者・保護者・失踪場所の住所地を管轄している警察署です。
提出の際に、探し人の本籍・氏名・生年月日・住所・職業・人相・着衣と失踪原因及び動悸などを聞かれるので事前に正確な情報をメモしていくと間違いなく伝えられます。
特別家出人と受理されると捜索してくれる
特別家出人というのは、自分の意思でどこかに行けるような人ではないのにいなくなった人のことです。
また、誘拐や殺人といった事件に関係していそうな人、日頃の言動や遺書で自殺の可能性が否定できない人も特別家出人になります。
命にかかわることである場合に警察は動くので、事件性が否定できないことを証明できれば警察が捜索してくれます。
遠くにまで行けないはずの子どもや動けないはずの人が姿を消した時には事件性が高いので、受理されやすくなります。
大人で特別なこともない場合には警察はなかなか動けないかもしれませんが、明らかに故意的な家出ではなく事件性があると感じる場合は証拠になりそうな情報を持って諦めずに警察にお願いしましょう。
一般家出人と受理されると捜索してくれない
一般家出人は特別家出人と対照的で、自らの意思で失踪した・夜逃げ・駆け落ちなどでは民事扱いなので警察はなかなか動きません。
捜索願いを出せば探していることをデータとして保管しますが、特別な事情や法的に保護を要する存在でない限りは一般家出人は見つかっても保護されることはないです。
捜索願いは出ているけど一般家出人として受理され、事件性もなく自殺の可能性も薄く、見つかった時に問題がなければ探し人と出会えることはないようです。
故意的な家出及び失踪だが気にかかる場合は、警察にも伝えるようにすると積極的にではありませんが探してはくれます。
警察の捜索方法
捜索願いと話し合いによって特別家出人と判断された場合は、事件性の程度に応じた捜索が行われます。
子どもを捜索する場合にはニュースで全国的に報道され、大規模な捜索が行われることが多いです。
成人であっても、事件性が確実になると報道されたり大規模捜査が行われることになります。
捜索は、捜索願いで提供された情報をもとに実施します。
情報をコンピューターに登録して共有し、警察官・巡回連絡・少年補導・犯罪捜査・交通取締などの活動の中で捜索及び発見できるよう努めます。
探偵に依頼する人探し
調査や人探しのプロといわれている探偵に、依頼することを考える人も多いとされます。
警察で一般家出人と受理されてなかなか捜索してくれない場合に、利用してみましょう。
探偵は警察の対応・捜査とどのように違うのか、大まかにでも理解しておくと利用するとなった時に役立つ情報となる思います。
お金は掛かってしまいますが、警察の捜索が難しい場合に探偵に依頼することはとてもおすすめです。
警察と違いほとんど条件なく人探しをしてくれる
基本的に探偵は依頼者の依頼を受けて、依頼内容に沿う調査を行う存在です。
そのため警察への依頼のように捜索願いを出したりなどは必要なく、探している人がいるので探してほしいと伝えます。
ただ、金銭トラブルなどで緊急性がある、探し人の親族や配偶者による依頼でない場合は断られることもあります。
しかし、探偵によっては恩師や婚活相手などを探したり調査してくれることもあるようです。
依頼の際には探し人がどのような人であるかを伝え、氏名や写真があれば写真を提供します。
他に、連絡情報・金融機関利用状況・勤務先などの情報を求められることもあります。
場合によっては聞き込みを行うこともあるので、事前に伝えられる人には聞き込みがくるかもしれないことを伝えておくと良いでしょう。
人探しの捜索開始スピードが早い
一般家出人に当てはまる探し人は、警察では捜索に至るまでに時間がかかります。
探偵は依頼されたらすぐに計画を立てて調査を開始するので、すぐにでも探してほしい人は探偵に依頼する方が良いとされます。
警察は大きな組織であるため、調査から捜索などの段階へ移る際に時間がかかります。
探偵は会社なので警察という大きな組織より動きやすいので、速やかな対応が行えるとされます。
依頼者の情報から独自のネットワークで捜索
探偵業界にはネットワークが存在し、ネットワークによって良質な調査を行うことができます。
探し人情報及び依頼者の情報から依頼内容に基づくネットワークを開発して、的確に探している人を見つけられるようにします。
人探しといっても人によっていなくなった理由、探されている理由が異なります。
また、その人にある人間関係や行動パターンも違います。
探し人に合ったネットワークで探すことが早く的確に見つけるために大事なことなので、探偵による独自ネットワークでの捜索は頼りになるとされ、利用者も少なくありません。
まとめ
いなくなった人を探す方法は、インターネットを活用する方法・自力で行う方法・警察や探偵など第三者的存在に依頼する方法が一般的です。
いなくなった人や理由などの状況によって第一に行うべき方法は異なりますが、子どもなど自分でどこかに行かない人がいなくなった時にはすぐに警察へ捜索願いを出しましょう。
自力で聞き込みやチラシなど狭い範囲で探す方法と、警察に伝えることやSNSといった広範囲で探せる方法の両方を同時に行うことで見つかる可能性が高くなります。
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