家出や音信不通などの人がいる状態はとても辛いことですよね。
どこにいるのだろう?無事なのかな? と、ものすごく不安になると思います。
誰かを探したいと考えている方々に向けて、人探しの方法などをまとめました。
また、探偵に依頼した際にいくら掛かるのか、どのような調査方法をしてくれるのかなどを解説していきます。
人探しは早期解決が必須!
行方不明や様々な理由で人探しをしようと思った際に、早期発見が必須となってきます。
理由としては、発覚してから時間が経てば経つほど、見つけることが難しくなるからです。
また、見つけることが難しくなると同時に危険性も増してきます。
可能な限りすぐに行動してすぐに調査を開始することが重要なのです。
人探しの方法は大きく3つ
人を探し出す方法は大きく分けて3つあります。
1つ目は、ご自身の人脈などを使って探し出すという方法です。
2つ目は、警察に相談して捜査願いを提出し、探し出してもらう方法です。
そして3つ目は、探偵に人探しの依頼をして探してもらうという方法です。 どの方法を使うにせよ、人を探し出すという行為はとてつもない時間や労力・お金が必要になってくるとは思いますが、大切なのは諦めないことです。
どうしても探したい・見つけたい人がいたら行動することが大事です。
自身で人探しをする場合
人探しにあたって色々な方法がありますが、一番簡単に始められるのは自身で探す方法です。
自身で探す場合の主な調査方法としては、
・知人の聞きまわる
・心当たりのある場所を探す
・ビラやポスターなどで周知する
・SNSなどで拡散し情報を集める などといった方法が考えられます。
それでは、自身で人探しを行う場合のメリットやデメリット、掛かる費用感などについてご説明致します。
自身で人探しをする場合のメリット
自身で探すメリットとしては、ビラなどを配る際にかかる印刷代や移動手段にかかる交通費だけなので費用がそんなにかからない事です。
また、自身の意思だけで捜査を開始できることです。比較的費用が安く押さえられて、自由度が高いところがメリットと言えます。
自身で人探しをする場合のデメリット
プロである探偵などに依頼せず、素人である自身だけで探すという事は、専門知識もないため莫大な時間と労力がかかります。
また、家出や行方不明となってから見つけるまで日数と時間との勝負となり早めに解決することが重要になりますので、自身で探し出すのに費用がかからない分見つけるまで遅くなってしまい解決できる可能性も低くなってしまいます。
自身で人探しをする場合に掛かる費用の相場
自身で探し出すためには全てにおいてかかるお金は自費になります。
心当たりの場所を探す場合では、それがどの範囲か分かりませんが近ければ徒歩なので費用は掛かりません。
遠ければ自家用車・、あるいはタクシー・バス・電車・飛行機の距離だとしたら交通費がそれなりにかかってきます。
また、ビラなどを配布する場合の印刷代などが必要費用となってきます。
合計として、交通費・電話代・印刷代など諸々で相場としては10万円以下ぐらいになるかと思います。
自身で人探しをする場合 まとめ
低価格で自由度が高い動きをすることができますが、早期解決が求められる人探しにおいて、あまりオススメはできません。
行方不明になってから時間が経てば経つほど危険性が増しますので、お金が掛からないからということで解決が遅くなっては本末転倒となってしまいます。
警察に依頼して探す場合
警察に人を探してもらう場合、まず行方不明者届を提出しなければなりません。
その場合探してもらえるパターンとそうでないパターンがあります。
探してもらえるパターンは特別家出人といって自身の意思ではなく、事件や事故に巻き込まれた可能性がある場合です。
この場合警察も積極的に捜査を行なってくれます。
もう一つのパターンは、一般家出人といって自らの意思で行方不明になった場合です。
残念なことにこの場合は、警察は捜査に協力してくれません。
届出が受理されると、データベースに登録されて交通取り締まりや警らなどの警察活動を通じての発見を待つことになります。
警察に依頼して探す場合のメリット
先程もお伝えしましたが、警察に依頼をする場合【行方不明者届】を提出します。
届け出が受理されると人探しデータベースに登録されて、交通取り締まりや警らなどの警察活動を通じて発見されます。
警察に捜査をしてもらえたら、探している対象に対して法律に基づき罰則を与えてくれるのでストーカー被害にあっている場合など事件が解決することが多いです。
なので、警察が届け出を受理して調査開始してくれるかがとても重要なポイントです。
受理してくれる場合は、解決への大きな一歩となりますので依頼をしましょう。
警察に依頼して探す場合のデメリット
捜査の対象となるのは、先程の通り高齢者で認知症のお年寄りや未成年の子供による家出などが優先されます。
犯罪や事故に巻き込まれている可能性が高い場合、警察も捜査に協力的です。
しかし基本的に、事件性がないものに関しては警察がなかなか動いてくれないというデメリットが挙げられます。
全国における「家出人捜索願」の件数はおよそ8万人といわれています。
しかし全国の警察のうち、家出人の捜査担当をする部署の人数は、およそ1万6千人程といわれています。
この8万人の家出人や行方不明者の人探しを警察の手で全て探すことは不可能に近いとされています。
家出人や行方不明者の人探しを警察に依頼する場合、警察の業務は本来「人探しを専門とする業務」ではないため、探偵事務所のような線密な計画や調査がされにくいと言われています。
警察に依頼して探す場合に掛かる費用
警察は国民の税金で動いていますから基本的に料金はかかりません。
ですが、警察に依頼してお金がかかるのは、主に山で遭難者を捜査する場合です。
なぜなら、警察に依頼しても山に慣れていて捜査が可能な人材が少ないため、民間の山岳会という団体に救助が依頼されることが多いからです。
そのため、正確には警察に依頼する費用はかかりませんが結果的に民間団体への費用が発生してしまいます。 少なくても80万円は掛かるといわれています。
ヘリコプターの使用代だけで100万円以上かかります。
そのほかに、雪や雨等の悪天候により別途危険手当が請求されることがあります。
- 隊員出動手当 3万
- 同乗者の保険料 2~8万
- 指揮者手当 1万
- 危険手当 1万
- 救助装備品・消耗品費用 8万
- 通信費 5000~1万
- 交通費や燃料費 9~15万
- 関係者への謝礼 4~8万
- ヘリチャーター代 100万以上
金額は前後しますが、だいたいこのような金額が請求されます。
警察に依頼する場合 まとめ
警察への依頼が受理されて、警察が人探しを行なってくれる場合は任せましょう。
ですが、事件性がないと受理されないのでその点では融通がききません。
また、金額も山などでの捜索でなければ費用も基本は掛かりません。
ですので、まずは警察に相談することはオススメできます。
探偵に依頼して探す場合
探偵事務所に人探しを依頼する場合は、警察と違って依頼にするためなどの条件はほとんどありません。
もちろんストーカーなどが目的で人を探すことはNGですが、それ以外の理由であれば事件性などがなくても探してくれます。
また、自身で探すのと同様のスピード感で人探しを開始してくれるので早期解決にピッタリの手段になっています。
具体的な人探しの方法としては、知人へのヒアリングや独自の情報網などでの捜索など、実際に動き回って探してくれます。
探偵に依頼して探す場合のメリット
人探しを探偵に依頼するメリットとしては、探偵事務所や興信所は言うなれば人探しのプロなので依頼者から提供される情報をもとにして様々なネットワークを駆使して行方不明者を探すことが出来ます。
特に実績のある探偵事務所に依頼をすれば見つけ出せる可能性が高くなります。
自身で探したり、警察に捜査を依頼するよりも発見確立と発見スピードが並外れて高いことが特徴です。もう少し遅かったら危なかった、情報が少なかったのに小さな手がかりだけで見つけ出すことが出来たというケースが多いのも頷けます。
探偵に依頼して探す場合のデメリット
依頼者からの情報が少ない場合や、借金や犯罪などが原因での失踪は見つけるまでに長い期間を要してしまい、費用も高くなってしまいます。
そのほか難易度が高い人探しにおいては対象者が見つかる可能性が低くなってしまいます。
デメリット解消のために対象者の情報は少しでも多く提供し、調査成功の確率をあげていきましょう。
探偵に依頼して探す場合に掛かる費用
探偵に依頼をした場合の費用ですが、まずは無料で料金の見積もりを希望してください。
料金の見積もり方法は依頼内容や状況によって異なりますが、大きく分けて3つの方法があります。
・日割り計算型(1日毎の料金設定)
基本料金が約1~5万なのでそれに1日毎の調査料金が加算されます。
1日8時間捜査をしたとして約5万5千円~12万円がかかります。
・時間割り計算型(調査員1人につき1時間毎の料金設定)
1時間ごとに調査員の人数分の料金が発生します。
1日約6万4千円~12万8千円です。
・完全成果報酬型(調査料+調査終了までにかかった経費)
調査終了時にまとめて支払います。
およそ約10万円~70万円です。
探偵の価格帯については、依頼内容などによって大きく異なりますが
・調査員を何名体制で捜査をするのか
・1日何時間どの時間帯に捜査するのか
・捜査内容の難易度
などに応じて料金が決まります。
より良い探偵事務所の選び方
初めて探偵に依頼をしたい場合、どこの探偵事務所を選んだらいいのかわからない人がほとんどだと思います。
急ぐあまり、悪徳業者に引っかかってしまい大金を騙し取られてしまうというケースもあります。
依頼をするとなった場合その結果が自身の人生を大きく変えてしまうかもしれませんので慎重に選ばなければばりません。
探偵を選ぶ際に気をつけることは
・所在地
・料金体系
・探偵業届提出
・対応の良し悪し
などです。
探偵業届出番号がホームページや広告に公表していない事務所は絶対に避けましょう。
まとめ
人探しを行う際には少しでも多くの情報を入手して、探偵事務所に連絡するという方法が一番確実で安全に解決できると思います。
ただ、人探しのプロに依頼するので決して安くない費用が必要となりますが、早期発見が重要である人探しには必要経費かと思います。
事件などの危険なことに巻き込まれないようにするためにも、すぐに探し出して早めの解決を望みましょう!
コメント